噂のダンス部コーチ”JUNYA.aka.クマ POO”が「コンテストで勝てるコツ」を伝授!
2016.09.22 COLUMN
この夏も、さまざまなダンス部全国大会が開催され、全国から集まったたくさんのダンス部がアツい戦いを見せた!
今回は、ダンス部大会の審査員や全国ダンス部でのワークショップなどを行なっている最強コーチ『JUNYA.aka.クマ POO』さんに、今年の夏の大会についてと、「勝てるダンス部になるコツ」についてコメントをもらいました!
次の大会作品の参考にしてみてください❗️ きっとより良い作品作りができるはずですッ?⭐️
JUNYA.aka.クマ POO
10年以上ダンス部に関わり、専任コーチ時代に、振付指導したダンス部が、 世界大会4連覇を成し遂げた。 現在は、全国のダンス部へのワークショップツアーや、講習会で、技術貢献活 動する他、行政と共に公立小学校のダンスの授業を担当している。
HIP HOPとKRUMPの二つのジャンルをこなす現役ストリートダンサー。さらに、DJでもある側面から彼の作る音源にも定評がある。
〜今年の夏のダンス部の大会をみて〜
ダンスドリル、DCC、ダンススタジアムなどの、ダンス部の夏の大会が終了し たということで、私なりの総評させていただきます!
①作品力の向上が素晴らしかった!
今年は、全体的に、作品に対するこだわりや、何を伝えたいか、がよく伝わりましたし、作品力に関して沢山勉強になりました。
②基礎を磨いてほしい
作品を制作するばかりになりがちで、大切な体幹やリズミカルといった基礎的要素が弱い学校が多かった。
基礎がないと良い作品も、伝わりにくくなるので、体幹やリズムトレーニングを強化してほしいです。
③もっと音楽を大切にしてほしい!
審査員も多くコメントしていましたが、使用音源が偏っていたり(特にEDMなどのデジタル系が多い)、編集の甘さや、使用曲の音質が低く、せっかくのダンスがマイナスになっていた。
④ハートの強さや信じる気迫をもっと強く!
最後は、「どれだけ全国にいきたいか」「優勝したいか」「自分達を信じるか」「諦めない」などの中身の強さや気迫をもてるかが重要で、それによって、 何十倍もダンスが変わります。
このような事を、夏の大会を見ていたり、 いくつかの大会や予選で、審査をさせていただきながら感じました。
結果が得られなかったら「私たちはダメなんだ」とか「作り直そう」 「ジャンルを変えよう」などといった「マイナス」に捉える方々が多いですが、 「ダメ」じゃなく 「足らない」 だけだと私は思っています。」
★「音楽」に関して
YouTube や Soundcloud で、色んなジャンルの音楽を聴 いて、iTunes や CD を購入したりレンタルしたりと、聞けば聞くほど、探せば 探すほど、いい音楽やかっこいい曲が沢山あります。 スラングなどの卑猥な内容の物を禁止している大会は、「Soundhound」という アプリで検索したり、Google など検索してみましょう。
★「作品」に関して
もちろん動画を見たりするのもいいですが、映画や舞台 公演、大会やコンサートなどの生で体感する所からも、演出の仕方や選曲など 沢山勉強になる所がありますので、研究に研究を重ねていくと面白いですよ!
★「基礎」に関して
走るなどの体力作りから、体幹トレーニングや柔軟など の基本的な所から、8、16、32などのリズムビートのトレーニングは、ス トリートダンス全般で必要だと思います。 これは、基礎を行う時間や内容も大切になるので、練習内容を見直してみまし ょう。
あくまで、いち一人の意見として、このように書かせていただきました。
最後になりましたが、ダンスは自分を純粋に映し出す鏡だと思っています。気持ちがのっていれば良いダンスできるし、のらなきゃ良いダンスができない。
それほどダンスは純粋だと思うので、「好き」という気持ちを大切に、一緒に頑張っている仲間や、そばで支えて頂いている先生、家族、友人を信じて、頑張ってください。「諦めない事」「信じる事」を大切にしてください。
そして、勝ち負けの結果だけでなく、同じ環境で頑張るダンス部や同好会同士の繋がりや、そこまでの時間などの価値も、大切に!
これからも応援しています!
出会い繋がりに感謝。
JUNYA.aka.クマ POO
ホームページ:
http://junya-aka-kumapoo.com
Twitter:
@kumapoo1985