使用曲に注意!ダンサーが知らなきゃマズいのは「PPAP」じゃなくて「PAEC」

2016.11.17 COLUMN

世界的大ブームも早くも翳りの見える(笑)ピコ太郎のPPAP

 

Twitterでも、いくつかオモシロ動画を紹介していますが…

 

▲ヒップホップver.

 

▲メタルver.

 

▲バラードver.

 

▲デスノートver.(ハイクオリティ!)

 

…で、今回紹介したいのはそっちじゃなくて「PAEC」

 

知ってる人は「何を今さら」って感じだろうけど、みんなは見たことあるかな〜、このシール↓↓

1280px-parental_advisory_label-svg

 

 

ヒップホップが世界的に大流行した90年代に、悪そなヤツらのジャケットのCDには大概このシールが貼られていました(ロックもね)

originaluicy-15445_onw_extralarge   r-2177098-1268167170-jpeg

 

 

Parental Advisory Explict Content

(ペアレンタル・アドビソリー・エクスプリクト・コンテント)

 

略して「PAEC」(実はあんま略さないけどw)

 

Parental(親への)

Advisory(警告)

Explict(露骨な)

Content(内容)

 

そう!

「このCDには、暴力・麻薬・セックスに関する露骨な内容の歌詞が含まれていますので、お父さんお母さん、警告しておきますよ!」

…という意味なんですね。

 

このCDが貼られているシールは、一般的な店舗、例えばウォルマート(スーパーマーケット)なんかで販売できなかったりして、親の目の届かないショップに置かれていたりするから、そもそも警告の意味がないんじゃないかとか、キッズたちは逆に「過激さがオススメなCD」ぐらいのマークだと思っていたりして(笑)、警告や規制の意味よりも、当時の過激なヒップホップを象徴するマークとして存在していました(現在もあります)。

 

だから、そのパロディがTシャツになっていたり、ファッションアイコンとして今のコも何気なく着ていたりするんですね。

3644757-1-white  6866789b0137bd7ff9c764dd35e7f0e4

 

だからこそ、マズイんです!!

(と、今回はDANSTREETはしっかりお伝えしたい!)

 

ファッションとして着るのは全然OK。

でも、そもそもの意味や出自を知らないまま出るところに出てしまったら、あるいはオリンピックで来日した黒人さんに見られたりしたら…マズい、というか国際人としてはヒジョーに恥ずかしい状況なんです。

 

そして、さらにマズいのが、それに該当する音源を使って人前で踊ってしまっているとき〜!!

あるいはYoutubeにその動画をアップして、全世界に向けて公開してしまっているとき〜!!

 

曲探しをしているとき

「この曲イイじゃ〜ん、イカつぅ〜〜!」

とか喜んでいる曲を一度疑ってみましょう!

 

超早口でスゴんでいるラップも怪しいです。

 

ドスの効いたビートも、トンがったサウンドも、バキュン!と銃声も怪しいです。

 

「ファッ○!」とか「ビッ△!」とか聴こえて来るラップはとても怪しいです。

 

 

今はCDで音源をやりとりすることがないから、「PAEC」のシールを見ないまま音源を扱ってしまうことが多いんですね。

 

調べる方法はあります。

 

*まずは、曲名を検索する。

(曲名がわからない場合は、SHAZAMなどのアプリを使うか、聴こえてくる歌詞で検索するか)

 

*そこで出てきたジャケットに、「PAEC」がないか調べる。

 

*iTunesや各種サブスクリプションなどでも曲名検索で調べることができますよ!

 

このあたりは、ダンス部初心者のお供・ダンスク特別編集の『ダンス部ハンドブック基礎編』にも詳しく書いていますので、ぜひ見てみてください!

handbook_jpg

 

特にダンス部は、部員も先生もあまり音楽やヒップホップの知識がないままダンスに取り組んでしまっていることが多いので、これを知らないと、ほんと大恥かきますよ!!

 

へいYO注意!

 

ピー・エー・イー・シー!



  • 新しい学校のリーダーズのインタビュー掲載!