シーズン前におさらい!こんなにあるぞ「高校ダンス部大会」の違い・特色・過去レポート

2019.05.29 COLUMN

今年もいよいよ夏の高校ダンス部大会のシーズンに入ってきました。
「ダンス部の大会っていろいろあってわからない…」という声が多いので、ココでまたおさらいしていきましょう!

 

ダンススタジアム(日本高校ダンス部選手権)
言わずと知れた「ダンスタ」。
高校ダンス部大会では規模・認知度・影響力においてナンバーワンの大会である(今年で12回目)。
各地区で予選が行なわれ、西日本と東日本は数日間に渡り熱戦が繰り広げられる。
チーム12人以下の「スモールクラス」、13人以上の「ビッグクラス」に分かれ、大会場での決勝大会は毎年チケット入手困難でありメディアからの注目も高い。
なおダンススタジアムでは、1年生対象の「新人戦」を3月に、「バトル大会」を12月に、中学生大会も毎年開催。今年11月には初の選抜高校大会を大規模開催する。
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〜前回開催データ〜
*予選参加校(チーム数):456
*決勝進出校(チーム数):100
*決勝開催会場:パシフィコ横浜国立大ホール
*優勝校:同志社香里高校(ビッグ)、羽衣学園高校(スモール)
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DCC(全国高等学校ダンス部選手権)
avexとJSDAが主催する華やかな夏の大会(今年7回目)。
漢字二文字のテーマ表現性を高く評価しており、毎年ダンススタジアムとは若干異なる入賞校となるのが興味深い。
昨年まで予選は動画エントリーのみであったが、今年から予選大会出場でのエントリーも可能になった。
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〜前回開催データ〜
*予選参加校(動画エントリー):93
*決勝進出校:36
*決勝開催会場:舞浜アンフィシアター
*優勝校:大阪府立登美丘高校
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日本ダンス大会
スポーツメーカーのミズノが企画運営する大会(今年7回目)。
毎年固定された審査員や教育的意義の高い審査基準で学校からの信頼が高い。
これまでは関東圏の高校が中心だったが、今年は他地区からの出場が増えたようだ。
エキシビジョンのステージが多いのも、学生にとって見て学べるポイントだ。
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〜前回開催データ〜
*予選参加校(動画エントリー):非公表
*決勝進出校:45
*決勝開催会場:市川市文化会館
*優勝校:鎮西高校(熊本)
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全日本高等学校チームダンス選手権
本来、高校の部活競技の公式戦とはインターハイ(高校総体)であるのだが、ダンス部の場合はその出自の特殊性から、きちんとした公式大会が成り立たなかった。
戦後、高校ダンスを扱ってきたのは高校体育連盟でもなく高校文化連盟でもなく、日本女子体育連盟が「女子の競技」として扱っており、その大会が今年32回目を数える「全日本高校・大学ダンスフェスティバル」。
ただ、こちらは創作ダンスを主とした大会であり、リズムダンスの大会としては確立せず、そのため企業主導のダンス部大会が乱立した経緯があると言える。
そこで、ダンス部顧問の先生が中心となり、「全日本高等学校ダンス連盟」による主催で、公式戦を目指しているのが「全日本高等学校チームダンス選手権」だ(今年で9回目)。
「ダンス力」と「音感技術」を審査のポイントとしており、毎年、実力派のダンス部がダンスタ同様の「大人数編成」「少人数編成」に分かれ決勝の北九州の地に集う。
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〜前回開催データ〜
*予選参加校:126
*決勝進出校:42
*決勝開催会場:北九州メディアドーム
*優勝校:大阪府立箕面高校(総合優勝)
>>公式HP
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>>2016年度大会レポート

 

チアダンス系の大会
ミスダンスドリル」はダンススタジアムより歴史が古く、アメリカ主導のチアダンス系の大会だ。10年以上前のリズム系ダンス部はこちらの「HipHop部門」や「Jazz部門」に出場していた。チアダンスを主体とした大会のため、照明は素灯のみの正方形のステージ、座席からパフォーマンスを見下ろす格好で競技が行なわれるのが他との大きな違いだ。
審査員は、知名度の高いプロダンサーではなく、共通の訓練をした審査団と細かい審査規定により行なわれ、その意味で競技性は非常に高い。
USA」も同様のチアダンス系の大会。学校の引率都合でチアもリズムダンスも取り組むダンス部の出場が多いようで、フォーメーションで見せるパフォーマンスが楽しめる。
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ストリートダンスイベント会社による大会
1)HIGH SCHOOL STREET DANCE CHAMPIONSHIP(高校ストリートダンス選手権)
2)HIGH SCHOOL DANCE COMPETITION(HSDC)
3)MUSIC DAYS 高校生ライブ
1)はストリートダンスシーンを長らく支えてきたAD HIPによる大会で、西日本の実力派が集うのが特徴。2)は同じくイベント会社アノマリーによる大会で、決勝は両国国技館DANCE ALIVE HERO’S内で行なわれ、ストリートダンスが好きなダンス部が集まる傾向がある。両者ともに1〜3月に予選、4月に決勝と、冬〜春にかけてのシーズンで開催される。
3)は軽音楽部門とダンス部門のある今ドキ高校生の大会で、ダンス部でなくても高校生チームが出場できるのが特徴だ。関東の高校が練習試合として出場する場合が多いようだ。
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その他PRを兼ねた大会
専門学校の日本工学院が主催する「高校生ダンスコンテスト」は22回目と歴史が長い。同様に総合学院テクノスカレッジは「テクノスダンスパーク」を開催し、高校生を自社施設に誘致している。
また今年、環境省が「3R」環境運動を啓蒙するために主催する「Re-Style DANCE CUP!」は、規定楽曲による参加とテーマ性の表現という意味で異色の大会だ。1年生向けに新人賞、優勝校には環境大臣杯を用意している。
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各大会の細かい審査基準については、過去記事で言及している。
>審査基準に物申す!ダンス部顧問に一大アンケート調査「高校ダンス部大会の審査基準」
こちらを参考に、参加や観覧を検討して見てほしい。



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