【ダンス部大会のこだわり⑤】ダンススタジアム「国民的メジャー競技を目指して」
2026.05.13 DANCE
ダンス部大会の「こだわり」を聞く、インタビューシリーズ第4弾。
最後は「ダンススタジアム」について深掘りしていこう!
インタビュー&テキスト:石原ヒサヨシ(ダンスク!)
>>シリーズ【ダンス部大会のこだわり①】マイナビハイダン
>>シリーズ【ダンス部大会のこだわり②】DCC
>>シリーズ【ダンス部大会のこだわり③】ストダン
>>シリーズ【ダンス部大会のこだわり⓸】チームダンス選手権
ストリートダンス協会「栗原めぐみ」さん登場
ダンススタジアムこと「日本高校ダンス部選手権」。
通算で18回の開催、昨年度で606校、10,554名が参加、「ダンス甲子園」とも言われる最大規模の大会である。
大会を主催するストリートダンス協会専務理事の栗原めぐみさんは、いつも大会での結果発表と的確な講評で、ダンス部にとってはお馴染みの存在だ。
インタビューシリーズ【ダンス部大会のこだわり】の最後を締めくくるべく、「ダンスタの顔役」である、栗原さんにご登場いただいた。

「私自身もダンサーで、2歳半からバレエを始め、ジャズ、ヒップホップ、タップなどいろんなジャンルのダンサーや指導者としてダンス界に関わり、現在は大阪芸術大学の教授も務めさせていただいております。世代的には、音楽や映画、メディアなどでどんどんストリートダンスが世に現れてきていることに刺激を受けていました。あのバブリーダンスの元ネタもリアルに知っている世代なんですよ(笑)」
ストリートダンス協会の理事として、審査員として、ダンススタジアムには第1回大会から関わってきた。当時、創作ダンスやチアが主流だったダンス部大会の状況の中で、「今のダンス部に何が必要か?」を考えて、苦労を重ねて20年間運営を続けてきたという。
「最初は、都市部のみでの開催でしたが、地方からも出場を望む声があがり、年々地方大会が増えていきました。それでも出場できない学校には、ウェブ大会を勧めたりしています。とにかく毎年、全国のダンス部を掘り起こすような感じで続けてきましたね」
今年、地方大会は10地区で15大会を開催。秋にはウェブ戦が行われ、冬にはバトル大会、春には新人戦と、夏大会と合わせて「4大大会」として高校ダンス部の大会を運営している。
「ダンス部の大会を、野球の甲子園のような国民的メジャーな競技にしたいという思いがまずあります。そのために、一般の方でも安心できるような大会の作りやルール作り、関係各所との連携やメディア露出などを進めてきました。ダンス界の方から、いろんなご意見が向けられているのは承知の上ですが、良いものをより広げていくために、いろいろと試行錯誤しながら続けているところです」

ダンススタジアム登場以降、数多くのストリート/リズムダンス系のダンス部大会が増えている。それによって、ダンススタジアムの特徴がより際立ってくる形ともなった。特に審査基準に関しては、項目別の細かい評価。テクニック、コレオグラフィー、ビジュアル、エンターテインメント、音楽、スペシャリティーという6項目で、多ジャンルからのプロダンサーが評価する。一昨年から決勝大会はプロダンサーのみのジャッジとなった。
「ダンススタジアムは、ダンス技術だけでなく、作品力を評価する大会なんです。また、ストリートダンス協会が主催していますが、ストリートダンスだけを評価する大会でもありません。高校生のダンス大会ですから、テクニックで劣ると考える学校は、他の項目をあげることで勝負できるし、ユニゾン規定を入れているのも、部活らしさを大事にしているからです」
ダンススタジアムは当初より、予選(地方大会)から決勝への音源変更や、チームのメンバー変更も原則は認めていない。また、SMALLとBIGの人数別クラス分け、同一学校からは1チームのみの出場(クラス別)。他大会が許している部分も、当然の基準として守り続けている。
「ダンス部を取り巻く状況はどんどん変化しています。大会もたくさん増えました。お互いが切磋琢磨して、全体のボトムアップにつながればと思っています。ダンス部大会が国民的メジャーな競技になるために、またそれを通じて成長した高校生が社会に出て、求められる人材になれるように。“高校生”を主語に、これからも大会を続けていきたいと思っています」
第19回「日本高校ダンス部選手権」大会スケジュール
・沖縄大会:7月21日(火) @アイム・ユニバース てだこホール・大ホール
・北海道大会:7月23日(木) @共済ホール
・中国・四国大会:7月23日(木) @JMSアステールプラザ・大ホール
・京滋・北陸大会:7月24日( 金) @大津市民会館・大ホール
・九州大会:7月28日(火) @福岡市民ホール・大ホール
・東北大会:7月29日(水) @岡谷鋼機名古屋公会堂・大ホール
・東海大会:7月30日(木) 31日(金) @岡谷鋼機名古屋公会堂・大ホール
・関東・甲信越大会:8月4日(火)5日(水) @J:COMホール八王子
・近畿大会:8月5日(水) 6日(木)@グランキューブ大阪・メインホール
・東京都大会:8月6日(木)7日(金)8日(土) @J:COMホール八王子
★全国準決勝大会:8月17日(月)18日(火) @パシフィコ横浜・国立大ホール
★全国決勝大会:9月6日(日) @日本工学院アリーナ
>>WEBエントリー期間:2026年4月1日(水)~2026年7月上旬
>>オフィシャルHP:https://dancestadium.com/







