スモールクラス優勝は日出高校!「ダンスタ新人戦東日本大会」全62チーム写真付きレポート#1
2018.03.30 REPORT
41)東京都立富士森高等学校
最小2人組だが、他チームに負けない存在感と表現力と気合い。
42)千葉県立鎌ヶ谷高等学校
スイングジャズに乗せたオールドタイムな世界観。
43)郁文館高等学校(東京)
奇抜なメイクと衣装でドール(ロボット)な世界観を表現。
44)長野県松本蟻ヶ崎高等学校
気合いの入った女子チーム。平均的に良いレベルなので、
45)東京都立町田総合高等学校
かわいらしいコンセプトが特徴的な同校は、野球&
【優秀賞】
46)神奈川県立磯子高等学校
学校統合前の最後の代という10人組。オカルトなお婆さん人形(?)
【準優勝】
47)川口市立川口高等学校
こちらも統合前の最後の代での参加。
48)東京都立青井高等学校
※欠場
49)東京都立練馬高等学校
独特な白ピエロ衣装で強めなヒップホップダンス。
50)長野県伊那北高等学校
3人ながらもステージをフルに使った動きの大きさで惹きつける。
51)神奈川県立大楠高等学校
こちらはカラフルアフロで楽しげな男女チーム。
52)東京都立深沢高等学校
常連校だが、いつも上位入賞まであと一歩な印象。しかし、
53)福島県立福島東高等学校
出だしのキレはナンバーワン。選曲も音取りもセンス溢れる。
54)かえつ有明高等学校(東京)
メッセージ性の高い邦楽曲で女子力の高いリリカルなジャズダンス
【優秀賞】
55)神奈川県立相原高等学校
アイドルっぽい可愛らしさで構成。ダンス力が足りない部分は、「
56)朋優学院高等学校(東京)
衣装と振り付けが良い。ダンススキルもそれなりだが、
57)東京都立世田谷総合高等学校
個性際立つ5人組。
58)茗溪学園高等学校(茨城)
ショー的な完成度はこの日一番。展開も素早く幅広いので、
【日本赤十字社LOVE in Action特別賞】
59)武蔵野女子学院高等学校
アダルトな衣装とダンスと選曲。
60)横浜女学院高等学校
白い衣装が印象的な4人組。
61)女子聖学院高等学校(東京)
いかにも女子な衣装と作風。
62)目黒学院高等学校
90’スポーツファッションでセクシーなヒップホップ。
63)さいたま市立大宮西高等学校
スキル、音取り、キレなどすべて高レベル。
<所感>
良いチームは写真も良い!
このレポートを書く際に撮影した写真をセレクトしながら改めて気づいたことである。
良いチームは写真が良い。印象のある場面がいくつもある。残像のように印象に残す構成がうまい。
常にチャーミングな表情があり、それがメンバー間で徹底共有されている(ヒップホップ的な表情がシリアスなことと表情がないことは違う)。
カメラマンに聞いても、良いチームは写真が撮りやすいという。ダンス撮影に慣れてくると、ココで決めポーズが来るだろうというタイミング予測の元でシャッターを切るのだが、良いチームはその外しが少ないそうだ。
取材の立場じゃないと気づかない点であるが、経験から言っても明らかな法則なので、練習時にカメラで写真を撮って、そのあたりをチェックしてみるのも良いだろう。
「華」と「配役」を見極めろ!
写真の件でも気づくのだが、複数人のチームでもステージに立った瞬間にパッと目立つコがいる。それは顔の造作だけでなく、その人間が持って生まれた才能=華だと思うので、チームの印象を高めるためにはぜひ有効に使うべきだ(この部分にフェア精神は不要だと思う)。
その「華」に、スキルやリーダーシップが加わっているのならば、不動のセンターにしても良いし、足りないならばチーム内のバランスとしてうまく配役したい。
それだけでなく個々が自分の「配役」を意識することは、スモールクラスでは大きな差になってくると思われる。
「遠い審査席」を意識するべし!
いつも思うのだが、ダンススタジアムの審査席は遠い。特にこの横浜文化体育館は体育館の最後部であり、ステージからは40mほどあるだろうか。
となると、個々のスキルや表情などの細部よりも群舞としての動きが目につくのは仕方がないところで、スモールクラスには正直不利な状況だ。
とはいえ、強いチームは会場の状況まで想定して作品を作ってきている。
審査席の位置だけでなく、照明・ステージサイズ・審査新の顔ぶれ・審査基準、すべてを想定して挑むのは、勝ちたいならば当然のことだ。
次はビッグクラスのレポートをします!
レポート:石原久佳(ダンスク!)