体調を崩しやすい人へ〜 ダンス部コーチASUKA Yazawaの連載コラム「ホンネとオモイ」#07

2018.06.25 COLUMN

#07:赤信号になる前に!(体調を崩しやすい人へ)

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C)hyacco

 

ダンス部に所属する皆さん、こんにちは!
狛江高校ダンス部コーチのASUKAです。

前回のコラムでは、「アップとクールダウンの重要性」について書きました。
ケガを防ぐためには必要不可欠なことです。
今回は続いて「体調管理」について書きたいと思います。

実際、この体調管理に関しては、私自身が何年も苦戦してきた問題です。
ケガはあまりしなかったものの、体が本当に弱く、風邪を治すのに1週間かかった経験もありました。
インフルエンザには中学生頃まで毎年かかっていましたし、病気での入院も何度か経験があります。
学生の頃は貧血持ちでしょっちゅう朝礼などでは保健室行きになりましたし、偏頭痛がひどい時は点滴してから学校に向かうこともよくありました。

本当に体が強くなったと思えるのは、ここ数年のような気がします。

いや、強くなったのではないかもしれません。
自分の体の傾向を知って、予防がより確実になっただけです。

よく言われている「食事・睡眠」は当たり前のことなので、説明しなくても、皆さん十二分に理解していますよね。
それに加えて、「自分のちょっとした心と体の変化に敏感になる」ということが、とても大切なのです。

先程も書きましたが、私は偏頭痛持ちでした。
今も昔ほどではありませんが、時々偏頭痛が起こります。
でも、気圧の変化などで起こるようなものではない、頭の痛さの時もありますよね。
…風邪のひき始めです。
昔の私はこの風邪のひき始めの頭痛も、全部、偏頭痛だと思い込んで、その信号を無視していました。
だから、何かをセーブすることを一切しませんでした。
そう、仕事もプライベートも、全部を元気な時とまるっきり同じテンションでやり切って…後で悪化したのは言うまでもありません。

まだ少し頑張れたその時に、大事なことだけ頑張って、今でなくていいことは後に回す、とか、休める時はできるだけ多く休んで、早く寝よう、とか、いくらでも対策はできたのに…その時はしなかったんですね。

似たような話で、もうひとつ…私はすぐ喉が腫れます。
今では、私は「喉の痛み≒発熱する」なのだと自覚しているので、うがい薬でのうがいを徹底したり、水分を摂ったり、飴を舐めたり、寝る時にはマスクをつけたりなど、喉を常に潤すような対策をすぐにします。
昔はそうではありませんでした。
「声を出しすぎたかな」程度にしか考えていなかったので、今やっているようなケアが大げさすぎると思っていたのです。
しかし、すぐ発熱する自分に嫌気がさして、どうにかならないかと、その大げさにも思えるケアをいつからかするようになりました。

あとは、少し体調が崩れてきているような気がしてきたら、「食事・睡眠」はそれまで以上に気をつけますし、病院にもすぐに駆け込みます。
早く対応してしまえば、大ごとになることもないので、行ける時にはすぐ病院に行って、薬をもらいます。
これらのこともかなり、自分の体を立て直してくれます。

私の周りには、体調不良を自分自身で「認めない」方法で乗り越える人もいますが、おそらくその方法が私の心と体には向いていませんでした。
具合が悪いのを全く「認めない」ことで、今重要でないことですら、体を休ませることよりも、つい優先させてしまい、体に負担をかけすぎてしまったからです。
だから私は、大したことない体調不良も全て「危ない」と察してケアをする、体調不良を「認める」方法で、乗り越えています。
体調とどう向き合うかは、人それぞれだと思います。
でも先程の「認めない」パターンでも、「認める」パターンでも、自分の体調不良にみんなちゃんと、意識レベルでは気づいています。

自分の心と体の傾向を知れば、今ここで頑張ったらどうなるのか判断できるようになります。
きっと心身ともに強くなります。

休みたくなるほどの体調不良は、赤信号、もう手遅れのサインです。
ケガの予防と同じことですが、人は人、自分は自分ですから、きちんと自分の心と体の健康を把握して、自分なりのケアをしていきたいですね。
とにかく、小さな変化を見逃さずに、黄色信号、ちゃんと気づいて!

赤信号が出る前に、何か感じた違和感は無視しないで!

ASUKA Yazawa

(つづく)

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