ダンススタジアム2019年スモールクラス優勝は福岡の柳川高校!出場50チーム写真付きレポート
2019.08.18 HIGH SCHOOL
ダンススタジアム ダンス部大会速報 全チームレポ 石原編集長
今年もお馴染みのダンスススタジアム全チームレポートいきましょう!
>>昨年レポートはコチラ
ダンスク編集長の石原によるアドバイスコメントでお送りします。
レポートは演技を見ながらリアルタイムで書いたものなので、結果が出る前に評価したものです。
いち意見として参考にしてもらえればと思います。
まずは、12人以下のスモールクラスから!
1)京都市立西京高等学校
序盤から不穏なムードで会場を引き込む。精度の高いワックのユニゾンで盛り上げ、まるでビッグクラスのような迫力だった。
2)中京大学附属中京高等学校(愛知)
ヒップホップの強い中京地区から実力校が決勝進出。体の効いた大きい踊りが武器だが、時折トリッキーなアクセントが観客を引きつける。
3)東京都立狛江高等学校
構成と振り付けに緩急やメリハリをつけて特徴付ける。シンプルな動きながら群を効果的に動かしてダンス力を補っていた。
4)神戸市立葺合高等学校(兵庫)
タンゴの楽曲と動きを使ったチャレンジングな作品。後半のワックのパートからダンスがイキイキとしてきた。
5)京都府立山城高等学校
茶道をテーマに三味線音楽での音取りが面白い。得意のブレイキンに切り替わっても、随所にアイディア溢れる和のアクセントをつけていた。
6)椙山女学園高等学校(愛知)
ミドルスクールを基調とした愛知県らしいヒップホップチーム。大きく踊る意識は見えたが、大会場での見せ方を意識したアイディアが欲しいところ。
7)大阪府立箕面高等学校
スモールクラスの絶対王者。他チームにとってはいかに「箕面超え」するがポイントだ。毎年変わらずのハイスキルなポップ&ロックだが、今年はやや抽象度の高い表現か。
8)上宮高等学校
やはり他とは違う踊りのデカさとグルーヴ。後半につれ、さらにノリが大きく、エネルギーが増していく様はストリートらしい開放感だ。
9)京都明徳高等学校
こちらもノリの大きいヒップホップ。基本シンプルな振り付けだが、下半身で大きく踏ん張り、体の軸がしっかりしてるからこそこのノリを作っている。
10)沖縄県立具志川高等学校
ファンキー全開の楽曲とロックダンス。沖縄らしい楽しげなムードとチームワークの良さが光る。
11)沖縄県立北中城高等学校
同じく沖縄からの出場だが、こちらもキレとスピード感で勝負するワックを主武器に。ユニゾン、表現力、ビジュアルにおいて全国クラスでの高水準だ。
12)大阪府立柴島高等学校
毎年格別のグルーヴを見せてくれる柴島は、今回は1つのビートのみで構成。その中で、ダンスや群が増殖していくかのような刺激的なパフォーマンスを見せてくれた。
13)柳川高等学校(福岡)
福岡といえばロックダンスの聖地。スモールクラス最大の12人で迫力のあるユニゾンを見せた。華やかでエンタメ度が高いチーム。
14)神奈川県立大和南高等学校
ロックダンスが続くが、派手さとしなやかさで見せる。ソロの雰囲気も良い。予選時からやや改良を入れているようで、そのへんの試行錯誤も見て取れる。
15)目黒日本大学高等学校(東京)
闘牛のテーマが楽曲や振り付けによく現れており、スピード感や構成も良い。後半でしっかり盛り上がりを作れる心身のスタミナも素晴らしい。
16)四條畷学園高等学校
平井堅のバラード1曲使いの意欲作。主役の制服と他の衣装のバランス感が今ひとつ。その意図が作中では伝わらなかった。
17)仙台城南高等学校
東北地区の実力校。スキルフルな個の力が際立つパフォーマンスだった。
18)明成高等学校(宮城)
ミドルスクールをベースにしたヒップホップ。踊りの大きさや構成のフックが欲しい。
19)東京都立町田総合高等学校
ストリート感溢れるバスケ作品。アクティングの余裕が作品に良い作用をしている。チームの個性やクルー感に親近感があり、会場を味方につけた。
20)山村学園高等学校(埼玉)
強いビートでキレキレに踊るアニーというコンセプトが面白い。これぞダンスタというべきエンタメ感があり、大舞台映えも意識されている。
21)大阪高等学校
ロックダンスがベースだが、間を生かした構成や衣装を含めた演出でさわやかに見せる。
22)桜丘高等学校(愛知)
完成度の高いブレイクいダンスのショー。立ち踊りのノリとソロの精度にまだ課題はあったが、男子の活躍の場として積極的に盛り上げていってほしい。
23)トキワ松学園高等学校(東京)
人権運動家「マララ」をテーマにしたコンセプチュアルな作品。冒頭のナレーションに合わせた踊りで引き込む。確固たるテーマとメッセージを持つダンスの伝達力の強さを感じさせる。
24)樟蔭高等学校(大阪)
数年前からダンスタに一石を投じるような存在と言える創作ダンス出身の同校。高い芸術表現、独創性、刺激的な音取り、衣装の演出力など、非の打ち所がない出来だ。
25)大阪府立渋谷高等学校
アメリカ西海岸のムードを表現するという意図で、重いヒップホップを展開。グルーヴ満点なのだが、衣装の色味が出場者の並びではやや地味に映る。