「授業で学習したことが評価される」歴代優勝校に訊く「日本ダンス大会」の魅力その1:京都文教高校/鎮西高校

2019.12.16 HIGH SCHOOL

いよいよ日本ダンス大会のエントリーが12月13日よりスタートしている。

第8回となる今年の決勝大会は、6月14日(日)にカルッツかわさき(6/13はリハーサル)で開催。

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今回は、歴代の優勝校のダンス部顧問に「日本ダンス大会」の魅力をコメントしてもらった。

1回目となる今回の記事は、第3・7回大会優勝の京都文教高校と第4・6回大会優勝の熊本の鎮西高校だ。
>>京都文教高校が優勝した第7回大会
>>鎮西高校が優勝した第4回第6回大会

Q)日本ダンス大会出場のきっかけ
京都文教
5年前、第2回日本ダンス大会の参加チーム募集のチラシをみて,すぐに動画審査に申し込みました。予選通過でき、初めての関東への遠征となりました。加えて特別審査員賞の特別賞をいただき,もっと良い賞を!という気持ちが高まりました。翌年からもずっと連続して挑戦させていただいてます。
鎮西
平成26年度(2014年)に本校にダンスコースが設立されるとともに、ダンス部を創部しました。外部のプロのダンス講師による授業が週に6時間あります(現在は、コース制から選択科目制へ移行)。ダンスの大会が様々ある中で「日本ダンス大会」は授業で学習したことが評価されるため、本校でも大切にしている大会です。創部当初より授業を担当しているダンス講師のMIKA氏からの勧めで大会へ出場しています。

Q)これまでの出場状況や結果
京都文教
第2回(2014年):8位(寺川綾賞)
第3回(2015年):優勝
第4回(2016年):8位
第5回(2017年):18位
第6回(2018年):7位(羽柴多賀子賞)
第7回(2019年):優勝
鎮西
第3回(2015年):準優勝
第4回(2016年):優勝
第5回(2017年):4位
第6回(2018年):優勝
第7回(2019年):8位(蝶理特別賞)

Q)優勝時の思い出
京都文教
第7回は第3回日本ダンス大会で優勝したときの部長がコレオグラファーとして作品を作ってくれました。大会で感じ続けてきた悔しい思いをテーマにした作品だったので、その思いが伝わったのだと思うと本当に嬉しかったです。力強く、それでいて繊細な作品ができあがったと思っています。
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鎮西
第4回では、「熊本地震からの復興」を強く願う生徒の祈りが一つになり、実力以上の踊りができました。主人公の少年の感情やパワーが爆発し、衣装のサスペンダーがはじけ飛んでしまったことは今でも部員の間で語り継がれています。第6回では、表彰式でコメントを求められたリーダーが驚きと嬉しさのあまり言葉に詰まり、長い沈黙の時間が続いたこと、喜びとともにハラハラしたことが記憶に残っています。
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Q)日本ダンス大会を評価している点
京都文教
挑戦の場をいつもいただいていて、大会への評価というのもおこがましいのですが、例年日本ダンス大会は照明と音響が本当に素晴らしいです。出場するだけでも一生の思い出になるようなステージングです。また、前日リハーサルも同じステージで同じ導線で行っていただけるので、本番当日十分に準備が出来た上で最大限のパフォーマンスをすることができるのも魅力です。大会でよくある「幕の位置がもらっていた図と違う!」とか「思ったよりステージが広かった。。」などの自分たちにはどうしようもできないことについて対応を前日にすることができ、とてもありがたく思っています。
鎮西
どの大会も素晴らしい大会だと思いますが、本校にとって「日本ダンス大会」は「初めて出場した大会」であることや「授業で学習した内容を評価していただける大会」だと認識しています。文化とスポーツの融合、「観て、学ぶ」というコンセプトどおり素晴らしい大会だと思います。

Q)上位を目指すために練習や活動、作品作りにおいて意識していること
京都文教
「色々な人の目線に立って考えること」です。それをふまえた上で,「万人の心を打つ作品」を作りたいと思っています。大会が多くある中で、審査員の是非が叫ばれる高校ダンス部シーンですが、誰が審査員であっても、その心を打つ作品をみんなで創作していけたらと思っています。
鎮西
作品作りについては、使用する楽曲の内容や作品のテーマなどを一人ひとりがしっかりと理解し、踊りに感情を乗せて個々の限界を超える表現ができるように心がけています。(振付師Shu-hey)
部としては「誰からも愛され、応援されるチームになる」という目標で活動をしています。社会に貢献できる人材となれるよう、挨拶や礼儀をはじめ、当たり前のことを当たり前にできること、何事にも全力で取り組むことなどを日頃から心がけています。



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