優勝は大阪府立登美丘高校!DCC(全国高等学校ダンス部選手権)全チームレポート!

2020.11.01 HIGH SCHOOL

>>B_1〜B_19チームより

B_20)大阪府立登美丘高等学校
燃愛(めろめろめーろ)
サザン「エロティカ☆セブン」1曲使いで、登美丘らしい激しい出ハケやパラレル展開、クールとシュールを行き来する独創的な振り付け、ものすごい情報量と熱量で一気に駆け抜ける。
【94点】

B_21)神奈川県立横浜平沼高等学校
輝軌(みちしるべ)
スピーディーな振り付け、激しいフォーメーション展開、構成、ユニゾンなどバランスが良く、こちらも登美丘同様の特徴で、よりオンラインに向いた作風だ。
【84点】

B_22)愛知県立昭和高等学校
愛縁(あいえん)
高校生らしいダンスと衣装と選曲で非常に印象が良い。ゆったりとしたインスト1曲使いだったが、終盤にもう1曲ミックスして展開を作っても良かったかもしれない。
【80点】

B_23)千葉県立四街道高等学校
獣王(ライオン)
ダンスタでも目立っていたラインオンキングのコンセプト作品。ダンスはしっかり見せつつ、アクティングやストーリー展開などのテーマ消化のバランスが良い。
【80点】

B_24)大阪府立柴島高等学校
爅炎(ブレイズ)
年々、ピュアなストリート系ダンス部が減っている中、そのフレーバーをプンプンに匂わせてくれるパフォーマンス。「グルーヴを表現する」というテーマ性のダンス部だ。
【73点】

B_25)駒澤大学高等学校(東京)
叫魂(きょうこん)
ダンスタでも披露されていた作品だが、グルーヴと表現のバランスに優れ、シリアスな世界観を多面的に展開している。
【70点】

B_26)大商学園高等学校(大阪)
和洋(わよう)
和モノヒップホップとも言うべきバランスの取れた世界観。基礎技術や細かい表現力が上がればより磨かれる作品だ。
【65点】

B_27)茂原北陵高等学校(千葉)
生命(いきる)
バレエのスキルを駆使してSUPER FLYの希望的な楽曲を表現。フォーメーションでの見せ方もうまい。
【74点】

B_28)鎮西高等学校(熊本)
白日(はくじつ)
さすがダンスコースのある学校だけにMVのような映像クオリティ。それだけでなく、持ち前の情熱的な表現力で「白日」の世界観を見事に再現。
【92点】

B_29)東京都立清瀬高等学校
雷龍(らいりん)
龍の怒りと悲しみを画面越しに伝わるような圧倒的な表現力でパフォーマンス。カノンやフォーメーションにテーマの表現が伝わる。
【78点】

B_30)杉並学院高等学校(東京)
心髄(しんずい)
最近よく見られるコンセプトもののヒップホップ。ハロウィンにタイムリーなゾンビものを対比構造でわかりやすく見せた。
【63点】

B_31)実践学園中学・高等学校(東京)
響陣(リズムネーション)
和の古の世界観からジャネット「リズム・ネーション」の世界へワープ。そして2つが混ざり合うという意外性のある構成の作品だ。フォーメーションの見せ方が素晴らしい。
【83点】

B_32)三重高等学校
進研(しんけん)
毎度DCCでは賑やかしい三重高校は「進研ゼミ」をテーマにした作品。学生らしい創意工夫が満載で、アクティングとダンスのバランスも良い。
【92点】

B_33)立川女子高等学校(東京)
凛麗(プライド)
様々なジャンルを混ぜ合わせたダンス力が魅力。見せ場を作ることと表現力を上げることを意識すれば今後もっと飛躍できるだろう。
【73点】

B_34)日本大学明誠高等学校‘(山梨)
葛藤(コンフリクト)
メリハリの効いたニュースタイルで、同校得意のアブストラクトな世界観を表現。特に音取りが的確で刺激的。見せ場を作っていないだけに、観客への問いかけになるような表現までできればもう1つ抜けていけるはずだ。
【91点】

B_35)北九州市立高等学校(福岡)
惟跋(ビバップ)
高校ダンスでここまでのレベルのビバップダンスが見れると思っていなかったので、冒頭からちょっと驚き。ブレイク技の入れ込み方も良いアクセント。ストリート云々すら超えた「ダンス」の普遍的な楽しさを伝えてくれた。
【91点】

B_36)同志社香里高等学校(大阪)
黎明(れいめい)
今夏のダンスタを制しただけあり、画面越しにもそのテンションとオーラが伝わってくる。同志社が他と違うのは、曲と一体化していること。まるで歌うように奏でるように踊り、曲の真の姿を表現することができるのだ。
【87点】

 

【一般部門:審査結果】
1位:大阪府立登美丘高等学校
2位:鎮西高等学校(熊本)
3位:三重高等学校

 

【総評:オンライン大会で勝つためには?】

★音と場所、撮影環境にこだわれ!
入賞した登美丘、鎮西、三重高校はダンスだけでなく、動画の出来も素晴らしかった。
登美丘はきちんとしたステージでやや上方から撮ってフォーメーションを見やすく、鎮西はステージ上でやや見上げる形の画角を取り、素明かりも入れて演出効果をアップ、三重高校は冒頭からアップでカメラにインサートするインパクト。
提出動画の規定や各校の状況はあると思うが、このように結果の「印象」として大きな差が出ているわけなので、出来うる限りのことはしたい。
また、音質についての差も目立った。音質は現場音ではなく、きちんと後で重ねること。そう難しいことではないので、ぜひ取り組んでほしい。
あと定点カメラの撮影となると、三脚を立てての撮影になると思うが、撮影場所の床の振動で画面が揺れてしまっている作品もいくつかあった。三脚に緩衝材を挟んだり、部員が手持ちで(あるいは一脚で)撮影すればクリアできる点だろう。
「ディティールに神は宿る」というが、ダンスだけでなくその周辺にもいかに気を配れるかが大事で、本気で勝ちに来ているチームはきちんとそれをやっている。

★画面での「見せ方」にこだわれ!
全体の点数を見ると、細かいダンス技術や表情を武器にしているチームには不利だったように思う。私はいくつかの同じ作品を今夏のダンススタジアムでも見たが、画面越しだとかなり印象が違ってくるのを実感した。
逆に見栄えが良いのは、フォーメーション移動や多彩な構成で見せるチーム。コンセプトものやカラフルな衣装なども「伝わりやすさ」「親しみやすさ」を伝えるのに有効だった。

また全体の傾向として、J-POPやインスト曲を使うチームが例年よりグッと増えた。逆にストリート系やヒップホップ系はかなり減っている。ここは、コロナ渦の世相や、ダンス部員(特に女子)の嗜好による変化の兆しなのだろう。

最後に、リアル開催の中止という苦渋の決断と、オンライン開催へ発展的に舵を切ったDCC運営のスタッフと、当日慣れないオンライン審査を長時間こなした、テリー伊藤さんはじめ審査員の方々に感謝とお礼を申し上げたいです。もちろん、参加したダンス部員の皆さんにも! お疲れ様でした!

レポート:石原久佳(ダンスク!)

※写真は後日にアップします!

▼ダンス部大会関連動画「ダンスク!TV」▼



  • 部活と学業のバランスを考えよう!