【動画】創作ダンス部練習の圧倒的違い!ダンスタ選抜優勝校・光ヶ丘女子の強さに迫る!

2022.04.27 HIGH SCHOOL

高校ダンス部の歴史を紐解いていくと、戦前からの「女子体育」の舞踊科目にたどり着きます。
そして戦後には「創作ダンス」と呼ばれる創造的学習へと転化してきました。

だから、歴史のあるダンス部は創作ダンス出身が多く、ダンススタジアムなどのストリート系の大会ではなく、神戸で行われる「全日本高校・大学ダンスフェスティバル」に出場していたんですね。

愛知にある光ヶ丘女子高校もその1つ。
創作系の大会からストリート系の大会に進出し、2019年のダンススタジアム選抜大会では、圧倒的な技術力と表現力で全国優勝を果たしています。

その練習の模様と動画と合わせてチェックしていきましょう。

カトリック系の学校だけあって、規律と礼儀を重んじる生徒の姿勢がまず印象的です。

モダンやバレエを主軸にするので練習着はレオタード、練習前には、なんと読書タイムがあります!
集中力と空気感を整えてから、練習にのぞむのです。また校内にはチャペルがあり、日ごろから祈りを捧げる習慣があるのも、集中力につながっているようです。

 

練習冒頭から、部長の厳しい指摘が。
毎日同じ基礎練習をやっているからこそ、その集中力や精度には気を配っているのだ。

練習中は常に、意識の持ち方や技術的な注意に関する指摘が飛び交う。
気づいたことを、気づいたときに、的確に。
これが光ヶ丘の強さの秘密であり、部の結束力を生み出す、互いへの愛情の証なのだ。

他にも、独特の組織作りの伝統があるのが光ヶ丘のユニークなところ。
部員を「クラブネーム」で呼び合うことや、スキル順に部員をグレード分けしたり、係を「会社」と呼ぶことで、責任感や意識を高めている。

カラダの正しい使い方には徹底的にはこだわる。
一見できているようだが、シルエットや骨の配列や意識などにも細かい指導が及んでいく。

この日のライン練習では、横の動きを揃えることを意識。
互いの存在を常に意識することが、強靭なユニゾン力を生むのだ。

練習や厳しいが、喜怒哀楽を抑えこんでいるわけではない。
嬉しい時に喜び、厳しく怒り、詳しい時に泣き、徹底的に楽しむ。
この雰囲気がダンスの表現力にもつながるのだ!

作品作りも生徒によって行なわれる。
この日はワットマハートと呼ばれる大仏を着想にして作品を仕上げていた。

目標は、再びの全国制覇!

だが、それよりも大事にしているのが「自分たちらしさ」だ。
「この仲間と踊れること自体が特別だし、みんなが同じ気持ちで舞台に立って、みんなと踊れて嬉しいと思えるその瞬間が一番です!」
と部長さんは答えてくれた。

自分たちのダンス練習が今ひとつピリっとしない…
なんてダンサーにはぜひ見てほしい光ヶ丘の練習動画です!

レポート:石原ヒサヨシ(ダンスク!)

 

続いて部員さんのトーク動画もアップしてます!

光ヶ丘女子を選んだ理由、練習や意識の高め方、大会や仲間について、ダンス部あるある。
そして、カトリック系学校ならではの「御言葉」や「祈り」について、話題満載です!

 



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