【久米田高校自主公演】悲願の日本一を達成した「だんじり娘」たちの感謝のThanks Party!
2023.03.19 HIGH SCHOOL
大阪府立久米田高等学校ダンス部
第6回自主公演「Thanks Party VI」
2023年3月18日(土)岸和田市立南海浪切ホール
3月は自主公演・卒業公演の季節です!
昨年、悲願のダンススタジアムBIG CLASS優勝を果たした、大阪府立久米田高校も毎年この時期にThanks Partyなる公演を開催しています!
第6回目となる会場は、大規模ホールの大阪・浪切ホール。
久米田高校高ダンス部、通称「くめだんす」の顧問、八木先生が顧問に就任し活動が本格化、大会などに出始めてから日本一を目指すまでの苦闘10年、その節目になるそうです。
「今回はOGを120人呼んで、下は新入生の15歳から上は29歳まで、くめだんすのファミリーと言えるようなメンバーが揃いました。OGたちにも“帰ってこれる場所を作っておくで“と伝えていたので、ようやく夢が叶いましたね」(八木先生)
▲八木先生(右)とダンスク編集長・石原ヒサヨシ。
ロビーには、その10年分の衣装がズラリ展示。
どの衣装を見ても、持ち前のパワフルなダンスと情熱的なテーマが思い出されますが、同時にいつも2位3位止まりで、メンバーが悔し涙に濡れていたことも記憶にあります…。
「ようやく日本一になれた年に、こういう公演が出来たのは偶然です。10年、ここで一度締めておきたいな、という想いがありました」(八木先生)
自主公演はそんな10年分の詰まったオープニングから。
歴代の大会作品が、OGや現役生によって次々に再現されます。
EDMを効かせたアタッキーなダンス、ビヨンセやリアーナなどの曲を使った歌姫シリーズなど、強力なユニゾンと構成力、そして久米田らしい気迫に満ちたナンバーばかり!
そして、続いてはさまざま年齢のダンサーを混合させた「シャフルナンバー」
歳の離れた先輩後輩たちとダンスで繋がれるのも、こういった機会ならではですね。
どのナンバーも息バッチリで、リハーサルからの楽しさが伝わってくるようです。
休憩を挟んでからは、JKやTikTokなどをテーマにした作品が続きます。
「virus-ウイルス」というナンバーでは、コロナで高校生活を制限された想いが抽象的に表現されていました。
ダンスだけでなく印象に残るのが映像のクオリティの高さ!
演技やグラフィックなどの演出が、ステージ上のダンスをうまく繋いでいました!
第3部では、日本一の作品となった、地元・岸和田の「だんじり」をテーマにした作品が見どころ。
何度見ても、その構成力と独創性、パワー&パッションには圧倒されます。
まさに「くめだんす」にしか実現できなかった、想いのこもった作品!
最後には、先輩たちの思いを背負って日本一を成し遂げた3年生のお別れのダンス。
笑顔、涙、汗。そしてたくさんの「ありがとう」
くめだんすのThanks Partyは大成功でした!
写真&レポート:石原ヒサヨシ(ダンスク!)