【全チームレポート】ストリートダンスを評価する大会「高校ストリートダンスグランプリ2023決勝」
2023.03.30 HIGH SCHOOL
2023年3月19日(日)@横須賀芸術劇場
高校ストリートダンスグランプリ
決勝大会
また新しい高校ダンス部大会がスタート!
「高校ストリートダンスグランプリ」
高校ダンス部・同好会限定ストリートダンスコンテストというカタゴリーで、長年ストリートダンスシーンを手がける株式会社アドヒップが主催する。
大阪・藤井寺で開催されている同社主催「高校ストリートダンス選手権」とはまた別モノであるが、「ストリートダンスを評価する」という同社主催のJAPAN DANCE DELIGHTなどのコンテストと同様の審査基準が、本大会の特徴と言える。
同社のダンスイベントの目的は「ストリートダンサーを育てること」。
そこが他のダンス部大会との圧倒的な違いであり、カテゴリーが「高校ダンス部・同好会」であるという認識で本大会は存在する。
会場は横須賀芸術劇場で、横須賀市は大会にも全面協力しているという。
では、2回の予選を勝ち抜いた関東中心の出場校によるパフォーマンスを見ていこう。
レポート:石原ヒサヨシ(ダンスク!)
Aブロック
二松學舍大学附属高等学校
Buddy
得意のポッピンをスローな選曲でスタイリッシュに乗せていく。伝統を引き継ぐ今後期待のフレッシュなチーム。
千葉県立幕張総合高等学校
RefFine
体を大きく使った持ち前のヒップホップから一転、後半は衣装替えをしてペアダンス。もっと効果的に雰囲気を変えたかった。
東京都立狛江高等学校
Dione
テーマ性の高さが際立つ狛江の新作はライオンキング。37人の大所帯を多彩なフォーメーションで見せた。
東野高等学校
MOBB
男子メンバーをセンターに、力強いポップ〜ヒップホップを展開。そして得意のニュージャックスタイルでフィニッシュ!
群馬県立高崎工業高等学校
群馬県立高崎工業高等学校ダンス部
群馬ご当地ソングでフレッシュなロッキン。エンタメ度が高いのに表情が乏しいのが惜しかった。
品川エトワール女子高等学校
EDC Family
シルバー手袋がワックに映える。よく練習されたユニゾンに、バランスの取れたチームワーク。
横須賀大津高等学校
横須賀大津高等学校ダンス部
地元から大所帯のヒップホップチーム。大人っぽいキャラのメンバーが良いムードを作り上げている。
桜丘高等学校
VIERA
ダンス力の高さもさることながら、メンバーのキャラを生かしつつ、時折り逸脱した表現がカッコいい!
千葉県立国府台高等学校
ANfam
コンセプトのクリアさと、メリハリの効いた構成力が印象に残る。ロックサウンドに合わせてもっと情熱的な表現が欲しかった。
二松學舍大学附属高等学校
チーム二松
上級生チームだけあり体の効きがエグい。後半ファンキーな展開でのノリにも魅了される。さしずめPOPな(垢抜けた)POPPING!?
中央大学附属中学校・高等学校
Destiny
グルーヴ、ニュアンス、チーム力において秀でたヒップホップチーム。メンバーの雰囲気もバッチリ。
日本体育大学荏原高等学校
矢口渡
映画『グレイテスト・ショーマン』の世界を見事に再現。男女のバランスもよく、表現力も高い。
神奈川県立海老名高等学校
Blaze
ヒューマンビートを速い振り付けと気迫で表現。練習量とチームワークの高さならでは。
二松學舍大学附属高等学校
Butterfly effect
フリやソロ回しに余裕すら感じさせるハイスキルなチーム。ストリートダンスの醍醐味が詰まった濃密な2分半。
叡明高等学校
Superb
コンセプトものに特徴のある叡明が、ストイックなヒップホップで勝負。終始フローするチーム力の高さが印象的。