ダンスク編集長のズバリ!夏のダンス部大会優勝予想(前編)
2024.08.12 HIGH SCHOOL
DCC ダンススタジアム ダンス部大会情報 動画 石原編集長
ダンススタジアム/DCC
さぁ、いよいよ今年もダンス部大会のシーズンです!
ざっと主要大会のスケジュールを見ていきましょう。
1)8月15日:ダンススタジアム準決勝大会(スモールクラス)@パシフィコ横浜
2)8月16日:ダンススタジアム準決勝大会(ビッグクラス)@パシフィコ横浜
3)8月20日:DCC(全国高等学校ダンス部選手権)@東京ガーデンシアター
4)8月24日:全日本高校ストリートダンスクライマックス2024 FINAL@パシフィコ横浜
5)8月31日:全日本高等学校チームダンス選手権@静岡グランシップ・海
6)9月1日:ダンススタジアム決勝大会@日本工学院アリーナ
今年は、ほぼ1週間ごとに全国決勝大会が開催されるスケジュールですね。
例年と大きく変わったのは、パシフィコ横浜で行なわれる「ダンススタジアム」が準決勝大会となったことと、「全日本高校ストリートダンスクライマックス」が新規の全国大会として開催されること。
各大会は予選を終え、決勝進出チームが出揃っている状況。
予選の様子やこれまでの実績を踏まえて、前半3大会の優勝予想をしていこう。
YouTube『ダンスク!TV」で取材をしてきたチームには、リンクを貼っておくのでそちらも参考にしてほしい。
1) ダンススタジアム準決勝大会(スモールクラス)
>>出場リスト(51チーム)はコチラ
決勝へ進む上位8チームを決める準決勝大会となるため、ここで優勝チームが決まるわけではないが、当日の順位として予想していきたい。
まず実績から候補をあげると、
二松學舍大学附属高等学校(東京)や大阪府立箕面高等学校、桜丘高等学校(愛知)、仙台城南高等学校(宮城)などのストリート勢のスキルが手堅く評価されるだろう。
特に二松學舍や仙台城南の今年の充実ぶりが目を引く。
また、樟蔭高等学校(大阪)や柳川高等学校(福岡)、山村国際高等学校(埼玉)の地力の強さも侮れない。
大阪府立槻の木高等学校や武南高等学校(埼玉)のブレイキンの勢い、目黒日本大学高等学校(東京)や品川エトワール女子高等学校(東京)の予選で見せた新機軸も印象に残る。
スモールクラスの優勝予想はいつも難しい。審査員の特性や好みがより出やすいのだ。
というところだが、スバリ!1チームをあげるなら、
桜丘高等学校
の久々の返り咲きを予想したい。
2) ダンススタジアム準決勝大会(ビッグクラス)
>>出場リスト(51チーム)はコチラ
こちらも今年は激戦。
スモールに比べて、作品力や芸術性が評価される傾向のあるビッグクラス。
帝塚山学院高等学校(大阪)や樟蔭高校(大阪)、関西大倉高等学校(大阪)、同志社香里高等学校(大阪)、大阪府立久米田高等学校などの「関西表現系」チームは、圧倒的な作品力を誇っている。
予選は見れてはいないが、大阪府立登美丘高等学校や関西学院高等部(兵庫)、大阪府立柴島高等学校、福岡大学附属若葉高等学校、光ヶ丘女子高等学校(愛知)などの仕上がりも気になる。
関東勢では、東京都立狛江高等学校の予選での完成度が群を抜いている。
ついで、山村国際高等学校(埼玉)や日本大学明誠高等学校(山梨)、東京都立三田高等学校などの作品独創性も見どころだ。
予選を見た感じで、ダークホースとして挙げられるのが、京都聖母学院高等学校や沖縄県立小禄高等学校、三重高等学校。いつも何をしてくるかわからない、という楽しみな存在だ。
というところで優勝候補は、
東京都立狛江高等学校
圧倒的作品完成度で、東京の公立初の全国制覇を期待したい。
3) DCC
>>出場リスト(37チーム)はコチラ
>>昨年レポート記事
ダンススタジアムと近い日程で行なわれる全国大会だが、年々出場校数や予選会場も増やし、規模を拡大している。
「漢字2文字」の表現性に審査基準の重きを置く大会だが、決勝大会を「1st Stage」と「Final Stage」に分け、それぞれ異なる審査員と異なる審査基準で、勝敗が決せられる。
ダンススタジアムと同様に、決勝ラウンドが大手メディアで放送されるようだ。
人数によってクラス分けがなされていない点と、同学校からの複数チームが出場可能な点も特徴だ。
例年、華やかでエンターテイメント性が評価されやすい大会であり、過去優勝校には、帝塚山学院高等学校(大阪)、樟蔭高等学校(大阪)、山村国際高等学校(埼玉)、大阪府立登美丘高等学校(大阪)、大阪府立久米田高等学校(大阪)など、今大会も優勝候補として名前を連ねている。
そこに対抗するのは、前述の通り東京都立狛江高等学校や目黒日本大学高等学校(東京)、武南高等学校(埼玉)などの関東勢。
DCCに向いた華やかさとセンスの良さを持つ、関西学院高等部(兵庫)、実践学園高等学校(東京)の存在も見逃せない。
そんな中で優勝予想は、思い切って
日本大学明誠高等学校(山梨)
その独創性と近年の充実ぶりが、創作ダンス勢に拮抗していく戦いを見てみたい。
後半の大会は、上記の様子を見てまた予想を行なう予定だ。
前出場チームには、予想を上回るパフォーマンスと情熱を期待しています!
石原ヒサヨシ(ダンスク編集長)