インタビュー【Kotori】「自分らしさを大事に」高校生対象のワークショップ開催！

2025.03.01 HIGH SCHOOL

人気ダンサーのKotoriが
高校生対象のワークショップを開催

本格派のHIPHOPダンサーであり、人気インフルエンサーでもあるKotori。
キュートなルックスとファッションセンスで、SNSでは海外のフォロワーも多い。

そんな彼女がダンスへのこだわりを伝える、高校生対象のワークショップを、3月31日に尚美ミュージックカレッジで開催する。
まずは最近の彼女のダンサーとしてのライフスタイルを聞いてみよう。

「最近は、好きなバトルに出たり、若いダンサーとナンバー作品を出したり、自分に合ったスタイルでダンスに関わっていますね。あとは地方のワークショップに呼ばれることも増えてきました。その土地のシーンやダンサーの個性を知ったり、その土地の素敵な場所を訪ねたりするのもすごく楽しいですね！」

キッズの頃から活躍し、地元の富山からDリーグ入りを機に上京、24歳になった彼女が穏やかに語る姿はとても自然体だ。

「SNSでは自分の内面を表現しているつもりです。インスタでは、ダンスが好きで、ファッションが好きで、自分はこういう人です、という感じで。TikTokでも直感で曲を選んで踊ってみたり。流行っていてもそうじゃなくても、自分らしさを大事に、自分がいいなと思えるものをチョイスしてますね」

＞＞Kotori Instagram
＞＞Kotori TikTok

高校生ダンサーの憧れの的、いつも華やかに見える彼女だが、ダンスへのこだわりは人一倍強い。バトルに挑戦し続けていたキッズ〜ジュニア時代は、「とにかく毎日踊る」ことを自らに課して努力を続けてきたとう。

「その頃によくやっていた練習は、まず自分が好きな曲で踊る。そこでダンスが好きな気持ちを高めてから、苦手な曲や好きじゃない曲で踊る。バトル対策でもあったんですけど、そこで発見することや成長することがあるんですよね」

バトルでは相手に勝つことにこだわり、Dリーグでは仲間と共にコンテストへの想いを共有してきた。その経験が今の彼女を形作っている。

「バトルでもコンテストでも共通しているのはダンサーのオーラの力です。それはジャッジをしている側でも感じますね。…オーラって経験から来ると思うんです。どれだけ考えて、努力して、挑戦してきているかの経験の差ですね。ステージに大勢いても、そのダンサーだけシャキっと際立っている個性があるというか。それは、シュールでも、強気でも、面白い感じでもなんでもいいんですけど、とにかく目を惹く存在になりますよね！」

プロを目指すなら
スキル・行動・つながりが大事！

ダンスの専門学校には当然、プロ志望者が多い。プロとしてダンスを続けていくためには何が大事なのだろう？

「プロとしてスキルを磨くことは当然だと思うんですけど、あとは行動すること、視野を広げること、人とつながることが大事だと思います。自分が今までいたところからちょっと外に出れば、いろんなダンスシーンやダンサーがいることを知れるし、すごく刺激になるし、視野も広がる。あと、いろんなジャンルやいろんなアートに触れるのもいいと思います。いろんな場所でいろんな人とつながれば、自分の可能性はどんどん広がっていきますよ！」

ワークショップの対象者は、新高校１年生から３年生まで。
ダンス部員でもそうでなくても参加可能で、ダンス専門学校の進学に興味を持っている学生ならなお歓迎だ。

「高校生の頃は、いま自分の好きなこと、夢中になっていることをもっともっと一生懸命やったほうが未来は開けると思います。そういうエナジーやパワーがある年頃ですからね。YoutubeやSNSでキラキラしているように見える人も、とにかく自分が好きなことに一生懸命ですし、裏ではすごく努力しているし、辛い時も続けてきている。努力はいつか報われる。そして自分らしさを大事にすること。そんなことをワークショップではダンスを通じて伝えたいと思っています！」

インタビュー＆テキスト：石原ヒサヨシ（ダンスク！）