「バトルで勝つために必要なコト!」日本一のHOUSEダンサーTAKESABUROが伝授!
2015.07.18 INTERVIEW
今年4月に開催されたDANCE@LIVE FINALのHOUSEサイドで優勝を果たした、TAKESABUROさんにインタビュー!!!
HOUSEだけでなくHIPHOPも踊りこなすダンススキルとセンスで、ダンサーを目指すキッズはもちろん、ジャンル問わず多くのダンサーからも熱い支持を受ける、今の日本のダンスシーンに必要不可欠なダンサーの1人!
ダンスチーム・SO DEEP、XXX-LARGEに所属し、クラブイベントやコンテスト、バトルで活躍する傍ら、w-inds.らアーティストのバックアップダンサーも務めるなど、幅広く活動。現在は、チームメイトであるTAKAHISAさんとともに、ダンススタジオと飲食店を経営し、ダンサーの枠を超え活動しているんだ。
今回は、みんなが気になるであろう“ダンスバトル”のことを中心にいろいろと教えてもらっちゃいました!!!
ーダンスを始めたのはいつですか? また、きっかけは何だったんですか?
小学生の時にテレビで観た「ダンス甲子園」やM.C.ハマーに影響を受けていて、高校1年生の頃から自然とダンスを始めていました。
ーダンスを仕事にしようと思ったのはいつ頃ですか?
大学を卒業した時かな。ダンスを仕事にしようとは考えていなかったから就職活動もしていましたよ!
ー昨年度のDANCE@LIVEは、第2回目のDANCE@LIVE以来の参戦でしたね。8年空いて、再び参戦したのはなぜですか?
10代、20代の頃にたくさんバトルもしたし、最近は自分自身がバトルモードにならなかったので出ていなかったんですけど、YELLOW BLACK DANCE STUDIOという自分のスタジオを持つようになって、そこをレペゼンしていきたいな、と思って久しぶりに参戦しました。
ーFINALで印象に残っているバトルはありますか?
やっぱり初戦で当たったHIROさん、決勝のRYOくんのバトルかな。
相手を意識することと、その時に音にノルことの2つですね!ーHIPHOPも踊っていますが、HIPHOPのバトルには出ないんですか?
出たいという気持ちになったら出るかもしれません。
ーバトルやコンテストでジャッジをすることも多いと思いますが、その時にまずドコを見ますか?
バトルは、その瞬間の空気をどっちが持っていくか。カッコイイ方の勝ち!
コンテストならチーム感ですね! 特にキッズは、先生が集めたメンバーに振付をしてもらっているチームが多いと思うのですが、見た目は振付も揃っているし、上手いけど、カッコ良く見えなくて…気持ちを感じないことが多い。それは、それぞれが完璧に振付をこなしているだけで“チーム”とは言えない!!! 踊っているというよりは、完璧に動いているように感じてしまいますね。
ーでは、TAKESABUROさんが思う”カッコイイ”とは?
その人、そのチームにしかない“なにか”を持っていること!
ーバトルで勝つために必要なことは何だと思いますか?
自分のスタイルを持つこと、ダンスと同じくらい音楽を知ること。
ーずばり、踊る上で知っておいた方がいい曲は?
やっぱりジェームス・ブラウンからでしょう!!!
イイ流れだし、とても素晴らしい!!! 俺がダンスを始めた頃とは明らかに違いますからね。ただ、今の環境が当たり前になっているから、個性のあるダンサーが減ってきているように感じます。ーそこから抜け出すにはどうしたらいいと思いますか?
誰よりもダンスが好きか、どれだけダンスが好きか、が重要!!!
ー現在、ダンススタジオを経営されていますが、もともとスタジオを作ろうと思っていたんですか?
自分でスタジオを経営することを考えていた訳ではなかったんですけど、とにかく自分たちの居場所を作ろうと思ったんです。今年5月にオープンしたアジアン食堂BangBooo(バンブー)もその流れですね。
ー男子限定キッズクラスをやっていますが、通常のレッスンとの違いは?
90%は女性なんじゃないかというくらい、女性ダンサーが多いですよね。だから、自分は男だし、少しでも男のダンサーを増やしたいと思って始めました。男のカッコ良さをしっかりと伝えたいですね。ただ、最近の男の子は大人しい子が多いので、鍛えるのが大変です(笑)
ーインストラクターとして、レッスンをする上で特に大事にしていることはありますか?
いろいろな音楽を聴かせること、リズムの感じ方!
ーHOUSEの魅力を教えて下さい!
テンポの良さと自由さ! HOUSEは、1番新しいジャンルの踊りだし、何でもアリだと思います♪
ー今、中学、高校のダンス部が盛り上がっているのは知っていますか?
そういう話は聞きますね。今後何かサポートができればいいな、と思っています。8月にダンス部の大会で審査員をするので、どういう踊りが見られるのか楽しみです!
ー今、気になるダンサーはいますか?
この前DANCE@LIVE HOUSEのジャッジをしたんですけど、DisturbanceのKEIN、D-BLAST/KING OF SWAGのYuseiがカッコ良かった!
実際に最近見た女の子だと、spectroliteのTRACEY、B.P.O/BEAT JIGGYのkotoriちゃん、B-girlのAmiちゃんがカッコ良かったなー!
ーDANSTREET読者には“カッコ良くなりたい”女の子がたくさんいます。TAKESABUROさんが思う女性のカッコ良さとは何だと思いますか?
やっぱり女の子に生まれたんだから、女性にしかできない動き、女性にしか出せないグルーヴをしっかり持つことだと思います。
ー最後に、キッズダンサーへ向けて何かアドバイスをお願いします!
キッズに限らずなんですけど、ダンスを“趣味”じゃなくて“ライフ(生活)”にしてほしい! コンテストやバトルに出なくてもいいから、ダンスが生活の一部になったら最高です。それが定着していてもおかしくないくらい日本のダンス人口は増えているし、今の若い子たちは踊ることに抵抗がなく、ダンサーという存在も当たり前になってきましたからね。
この日、TAKESABUROさんのHOUSE入門クラスがあるということでお邪魔しました!
前半は、HOUSEだけでなく、HIPHOPやSOUL、サルサなど、ジャンルにとらわれないステップやノリを織り交ぜながら身体を温めていくよ! ルーティンは、いかに“カッコ良く踊れるか”のアドバイスを交えつつ進んでいき、あっという間の60分!
入門クラスとはいえ、かな〜り内容の濃いレッスンになっているので、HOUSE初心者だけでなく、踊れる人でも満足できるクラスでした♪
現在、関東でTAKESABUROさんのレッスンを受けられるのはYELLOW BLACK DANCE STUDIOだけ! NOPPO(s**t kingz)、YASS(Beat Buddy Boi)、SORI(SHUFFLE!!)、SAYA(VIGOROUS LADIES)など、TAKESABUEROさんがカッコイイと思うダンサーが勢揃い。年1回の発表会だけでなく、藤沢市民祭や海近辺でのイベント参加など、生徒がステージに立つ機会が多いのも魅力☆
今年は、8月8日(土)@湘南台CHACARAにて「DO DAMAGE in Summer 2015」を開催するんだって♪ 詳しくはHPをチェックしてね(^_-)-☆
ラウンジスペースには、これまでにWSをした海外ダンサーのサインやインストラクター・アーティストが描いた絵が飾られていたり、親交のあるDJのMIX CDやスタジオのオリジナルグッズが販売されているので、ただダンスを習うだけでなく感性も磨かれそう♪
そして、今回、お邪魔した『〜湘南アジアン食堂〜BangBooo』は、七里ヶ浜駅から徒歩0分、海まで徒歩3分のところにあるタイ料理屋。
「DOPE過ぎる! ◯◯しながら絵を描くアーティスト」で紹介した、TAKESABUROさんのチームメイトでもあるTomo a.k.a mirocksが描いた看板が目印!
店内には、彼の作品はもちろん、ブラックカルチャーを軸にした絵が特徴のアーティストGENTA TANAKAの作品も飾られているよ!
店内のBGMもバッチリだから、つい踊りたくなっちゃう♪
TAKESABUROさんのオススメはガパオライスだって☆
ぜひ遊びに行ってみてね♪