チア&ダンス大会USA School & College Nationals 2016〜Hip Hop Large部門ファイナル!
2016.03.26 REPORT
USA School & College Nationals 2016
Hip Hop Large部門
昨日3月25日、幕張メッセで行なわれたUSA School & College Nationals 2016
から、Hip Hop Large部門のセミファイナル進出チームを速報レポートしよう!
レポート:石原久佳(ダンスク!)
1)大阪市立高校(ID_44)
大阪らしいロッカーズスタイルでの大所帯ロックダンス。初心者が多いようで、パワフルさやファンキーさの表現までは至らなかったが、タイミング・高さ・スピードを徹底して揃えているところから、相当な練習量と見て取れる。
2)実践学園中学高等学校(UNI23ONS)
ありそうでなかったチャイナウェアでのチームダンス。オリエンタルなムードのダンスミュージックにのって、ヒップホップ、ジャーキング、タット、パンキングを繰り出す。カンフーの要素をもっと取り入れても面白かったか。
3)東京都立鷺宮高等学校(覇音)
ロックなビート感とキレのある動きで定評のある鷺宮高校。途中のソウルダンスで女性の強さを表現。後半は得意の畳み掛けユニゾンだが、ソロプレイヤーをアクセントに使っても良かったかもしれない。
4)山形県立天童高等学校(Vivid TEC’s)
蛍光グリーンの手袋が目印の東北からの参加校。照明の効いたステージならばより映えていただろう。フォーメーションや構成などがよく練られている作品。中盤のブレイクのソロはもう少し精度を上げたいか。
5)愛知県千種高等学校(RaGGa CraZe 11th)
衣装・メイク・表情からコンセプトが完成されており、アニメーションダンスの要素も世界観を強くする。広角的な展開が観客の目線を心地よく飛ばし、中部のダンス部らしいヒップホップの地力の強さも見せてくれた。
6)都立井草高等学校(aGlala)
シンプルな強さを放つ衣装から、ヒップホップの悪っぽさを全快に表現する。後半はロッキンの要素を独自に取り入れつつ、フォーメーションの動きで目まぐるしく見せていく。チーム力が非常に高い。
7)専修大学付属高等学校(GIRA f Fouse)
編み上げヘアが東京の高校っぽくオシャレに決まっている女性チーム。高校ダンスには珍しくハウスダンスをメインに取り入れており、それだけに見せ方は難しいが、本人たちが何よりハウスが好きで楽しく踊っている姿が印象的だ。
8)山村学園高等学校(Trimph14)
高いジャンプ力がトレードマークの山村学園。きらびやかな衣装とメリハリの効いた構成も特徴。中盤のポッピンなど、これから踊り込んでいけばどんどん向上していくだろう。
9)名古屋市立山田高等学校(HIPfromYDC)
シンプルなフリを大きく踊ることがこのステージには最も重要なコトだとわかる。ステージいっぱいに広がったりギュっと縮んだり、動くところ/動かないところのメリハリなど、終盤のユニゾンを効果的に見せるための構成力や抜き差しが素晴らしいチーム。
>>ファイナル進出
10)静岡県立小山高等学校(ダンス部UNITY)
スターウォーズをテーマにした…というのは冒頭だけだったような気がするが、テーマを伝える・散らすということを徹底してもらいたかった。また、ソロプレイをハイライトにするならばもっと精度を上げたい。終盤の隊列での展開は良かった。
>>ファイナル進出
11)東海大学付属高輪台高等学校(Hop Booty A)
オールドスクールからミドルスクールまで、定番のステップの組み合わせだが、チームとしてのファンキーなノリや躍動感が素晴らしい。男子の存在感や表情の良さも印象的だ。仲の良さが伝わってくるようなダンス。
>>ファイナル進出
12)名古屋市立西陵高等学校(S.D.H.)
やはり名古屋のヒップホップカルチャーの強さを感じさせるチーム。何より、手先ではなく体幹と下半身で踊れるフィジカルと意識が素晴らしい。スポーティーなハイセンス衣装も会場の雰囲気や色味にバッチリ合っていた。
>>ファイナル進出
5位
13)実践学園中学高等学校(BEAT$ BOX)
DJプレイのような編曲がまず素晴らしい。そのハイセンスを体現する衣装や部員の表情。定番のステップや動きを予想のつかない組み方で見せていくという意外性も観客を魅了した。また見てみたくなるチーム。
>>ファイナル進出
4位
14)東海大学付属高輪台高等学校(HOP BOOTY)
こちらも先ほどの同校チームに同じくまずノリと躍動感が良い。加えて、スケールの大きさや余裕も感じられ、ジャンルの分かれ目も気にならないほどスムーズな構成。特に、中盤のブレイクのフットワークのユニゾンが気持ちよかった。
>>ファイナル進出
1位
15)清明学院高等学校(ダンス部)
今日イチのカッコ良い女子チーム。ジャズヒップホップを武器に、しなやかさと力強さを女性らしさを表現。ビートだけでダンスを展開する後半部分は、このチームのダンス力の高さを表していた。
>>ファイナル進出
3位
16)京都明徳高等学校(M’s Crew)
バシっと気合いの入った佇まい。序盤から、緩いビートに乗せたシンプルなニュージャック系ステップでチーム力の高さを見せるが、いかんせん一本拍子になってしまったので、踊りのパートを分けるかテンポを変える等の工夫が必要か。
>>ファイナル進出
2位