ダンスで培ったセンスを未来に活かせ! YOHEY(PaniCrew)の「都立深沢高校」「品川エトワール」に喝!
2016.05.31 REPORT
EXILEと並ぶダンス&ボーカルグループの元祖と言えるPaniCrew(パニクルー)。
オリジナルメンバーのまま結成18年を迎え、最近でもシングル「商店街ラブストーリー」をリリースするなど、精力的に活動中!
その中心的人物のYOHEYさんが、なんと高校ダンス部を応援しに、激励の講演会とミニレッスンを行なった。
まず一校目は都立深沢高校。
2、3年生と入部したての1年生、60人以上を前に武道場に集まり、まずは自己紹介として2、3年生のダンスが披露された。
「キミたちのダンスから何にも伝わってこないよ」
と、いきなりカウンターパンチのような厳しい一言がYOHEYさんから。
確かに、恥ずかしそうに踊るメンバーや下を向いて踊る初心者の姿が目立つ。
「自分を出さないのは日本人のダメなところ。ダンスなんだから、アメリカ人になったつもりでやらないと!」
この日は、YOHEYさんの知られざる生い立ちもたっぷり語られた。
大学時代からダンスを始めたこと、PaniCrewに入りたくて見よう見まねでがんばったこと、下手とか才能ないと言われようが食らいついて日本一になったこと、ダンス&ボーカルグループとして芸能界で苦労したこと、30歳を過ぎてからブレイクダンスに打ち込んだこと、プロデュース業で成功したことなどなど。
「がんばれば夢はかなう」
シンプルだけど、実際にそれを体現してきたYOHEYさんだからこその説得力に、力強く背中を押された部員たち。
「ダンスを一番うまくなる人は、ダンスを一番好きになれる人だよ」
という感動的な一言でこの日の講演会は締めくくられた。
続いては、品川エトワール高校。
試験前とあって参加者は少なかったが、だからこそ一人一人と対話するように行なわれた講演会。
まずは披露されたダンスに関して、具体的かつ的確なアドバイスから。
グルーブの不足、そしてグルーヴ感の出し方、それを自分たちの振り付けに活かすこと。それらをミニレッスンも交えながらレクチャー。
部員たちからは、部の運営に関しての悩みがぶつけられた。
ダンスの向上ももちろんだが、部員全員の足並みがなかなか揃わないのが悩みだと言う。
そこで、チーム力をアップする方法として、YOHEYさんから
・挨拶代わりに相手をほめること
・みんなでアイディアを出し合うこと
・人のことを気にしないこと、自分の背中で見せること
などの大事さが語られる。
そして、夢を叶えるためには、研究すること・ライバルを知ること・計画を立てることの大切さ、そして「絶対になりたい!」という気持ちを誰よりも強く持ち続けることが大事だという。
ダンス部を向上させるだけではなく、ダンスで培った経験やセンスをどう将来に活かすか、自分の夢を叶えるためにどうダンスが活かされるかまで、具体的な経験を交えて語られたYOHEYさんの激励ワークショップ。
部員たちにとって、一生持ち続けられる宝のような言葉に溢れていた。