2016年「日本ダンス大会」全チームレポート!優勝は熊本の「鎮西高校」!

2016.06.06 REPORT

スポーツ庁後援事業として、日本の高校部活チームから優秀校を選出し、最優秀チームを決定するダンス選手権「日本ダンス大会」。

出演者が「観て、学ぶ」場としてダンスエキシビションやショーケースなども開催されるこの大会だが、高校生ダンス部が出演するコンペティション部門を速報でレポートしよう!

レポート:石原久佳(ダンスク!)

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1)北星学園女子中学高等学校(北海道)
鱗の様に輝く衣装が印象的。前半はビート感が薄い音楽に合わせた踊り。ややカウントで踊りすぎている気がするが、後半の畳み掛ける構成は素晴らしい。

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2)桜丘中学・高等学校(東京)
自己PRに書かれた「ガチロック」というわりには、それほどメリハリやキレを感じなかったが、ロックダンスの楽しさやコミカルさは伝わってくるパフォーマンス。

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3)星美学園高等学校(東京)

アラビアンの衣装があでやかなジャズチーム。女子ダンス部らしい仲の良さと創造性が感じられる。曲と衣装のイメージにはややギャップが感じられた。衣装の違う2名をもっと効果的に使いたかったか。

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4)東京都立清瀬高等学校
ソウルのノリを理解したパンキングチーム。チーム力は高いので、体力強化と共にパワーやキレが増してくれば、より評価が増してくるだろう。

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5)神奈川県立光陵高等学校
コンセプトとストーリーの際立った印象的な作品。テーマの伝わりやすさはあったが、ダンスとしての見せ場や、エンディングにひとつ盛り上がりがあっても良かったか。

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6)宮城学院高等学校(宮城)
ストリートなアプローチの大所帯チーム。もっと体全体でグラインドできる基礎力をアップさせたい。真剣になるあまり無表情になっていたので、エンディングのようなリラックスした表情で終止踊りたいところ。

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7)栄徳高等学校(愛知)
男子部員の気合いとパワーが目立つ、ダンス部には珍しい構成のチーム。逆にメリハリとして女子らしさももっと活かして構成すると良いだろう。

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8)広尾学園高等学校(東京)
芸術性と創作性の高い女子チーム。フォーメーションや構成力、意外性、エモーションのどれも、ここまでの出演チームでは群を抜いている印象。

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9)千葉敬愛高等学校(千葉)
和テイストの取り入れ方と衣装替えに凝った千葉の強豪チーム。衣装の展開に合わせてダンスの表情をもっと変えたかった。体幹の強さや下半身の安定感は特筆すべきポイント。

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10)椙山女学園高等学校(愛知)
デニムに白+赤という高校ダンス部としては鉄板スタイリングの衣装。ノリなのか表情なのか、表現したいポイントをもっと絞って押し出していきたい。

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11)昭和学院高等学校(千葉)
リリカルなジャズを武器に、衣装も演出として効果的。基礎力も良く鍛えられており、センターのダンサーを中心に、パラレルに展開していく構成も観客の感性を揺さぶるものだった。

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12)成城学園高等学校(東京)
冒頭から畳み掛けるアグレッシブなダンス。スキルのばらつきがあるが、緩急もよく効いており、見せどころや表情も良かった。

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13)宝仙学園高等学校女子部(東京)
衣装、選曲、構成すべてバランスの良い優秀チーム。小道具の使い方や、あえて踊らない部分を効果的に見せるなど、一般向けの作品としても完成度が高かった。

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14)トキワ松学園高等学校(東京)
同大会の常連校である同校。今年もバラエティ豊かに見せてくれたが、やや唐突感のある構成、衣装と曲のイメージに再考の余地有りか。

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15)大阪府立柴島高等学校
スタイリッシュさとイカつさを併せ持つ大所帯チーム。ストレートなヒップホップながら、出ハケにメリハリが効いており、一気に楽しめた。

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16)駒澤大学高等学校(東京)
こちらもグルーヴ重視の女子チーム。水準以上のチーム力は持っているが、表情づけや細かいニュアンスづけ、可動範囲をもっと意識してできるとより良くなっていくはずだ。

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17)茂原北陵高等学校(千葉)
創作ダンス系のシリアスな作品。衣装を抽象表現として使うセンスの良さや余韻の残し方も素晴らしい。邦楽曲の1曲使いもテーマ性を伝えるのに効果的だった。

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18)沖縄県立糸満高等学校
トイレの花子さんをパロった衝撃作品。曲の雰囲気やダンスもうまくイメージを増幅させた。ただ、中盤の幕の使い方は効果的ではなかったかも。

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19)日出高等学校(東京)
しっかりとした主役とスピード感、ダイナミックさで畳み掛ける。「恐怖」だけのテーマで行ききってしまったほうが良かったか。

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20)桐光学園高等学校(神奈川)
イカつめのオープニングから、後半では感動的な展開に。ダンス部らしさと仲の良さを感じさせるチーム。

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21)埼玉県立川越南高等学校
凝ったインディアン衣装やチーム力の高さ、構成、振り付け、メンバーの個性、すべてにおいて光ってる好印象なチーム。

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22)天理高等学校(奈良)
ハウス音楽やブレイク技、遊び心のある振り付けで、他とは違うアプローチを感じさせる。自分たちが楽しみ、それが観客に伝播していくという良い見本。そうなると、ヒット曲は派手な曲は不要なのだ。

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23)京都明徳高等学校
個性的な衣装とチーム力の高いダンスで構成。関西勢の地力体力の高さを代表するようなチーム。

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