ダンス部のバトルコンテスト!ダンスタ東日本大会2017年の熱い戦いを全バトルレポート!
2016.12.26 REPORT
準決勝(ベスト4)
○二松学舎付属大学高等学校(Butterfly Effect)
対
×関東第一高等学校(I Ris Crew 1)
*1ムーブ目は元気な男子ヒップホッパーが引っ張る「Butterfly Effect」。対して「I Ris Crew 1」は小柄な女子ブレイカーがキレキレの技を見せる。2ムーブ目は、ブルーノ・マースにポップが抜群のハマり方。選曲も盛り上がってきた!
○千葉県立幕張総合高等学校(DOHOPS)
対
×東京都立八王子東高等学校(有志B)
*1ムーブ目の「DOHOPS」はスローな曲調をつかみ取ったグルーヴィなソロ。対して「有志B」はブレイクのルーティーンを合わせに行く。2ムーブも遊び心のあるフリースタイルソロに、踊りを重視したブレイキンで対抗。全体的に言えるが、この日の選曲とそれに対する対応力という面でブレイカーには不利だったかもしれない。
決勝
○二松学舎付属大学高等学校(Butterfly Effect)
対
×千葉県立幕張総合高等学校(DOHOPS)
*決勝はどちらも優勝にしておきたい最高の対戦だ。両チームのここまでの練習量、ルーティーンの豊富さ、パッション、個々のスキル、対応力などなどがパフォーマンスに現われ、会場の熱気に伝播する。チーム力は互角、よく鍛えられた「Butterfly Effect」のスキルに、パッション全開で各自が踊りきる「DOHOPS」。結果は、「Butterfly Effect」!大会二連覇!
<総評>
「これからのダンス部シーンは、バトルと男子部員で盛り上がる!」
ダンスク的にはこう断言したいのだが、それを象徴するようなバトル大会だったように思う。
今のダンス部、特にコンテストや立ち踊りが中心の現場では、女子部員が8〜9割を占める。
練習現場を見ても、男子部員は隅の方で遠慮がちに踊っているか、共学校なのに女子のみになっている部も多い。
それが、ダンス部シーンでの「バトル」と「ブレイクダンス」の盛り上がりによって状況に変化があるように思う。
この日の、男子部員の多さ、ブレイクダンサーの目立ち方。
曲への対応力やダンス力(踊る力)の部分では、ダンサーとしての彼らは、まだまだ発展途上の部分はあるが、これまで遠慮していた男子の体力と負けん気が、ダンス部シーンの風景に新たな魅力を加えていくに違いない。
年の締めくくりに、高校生の熱いパッションと戦いが見られました。
出場した皆さん、応援団の皆さん、お疲れさまでした。
レポート:石原久佳(ダンスク!)