だんじりの地で登美丘・久米田・堺西が激突「高校生ダンス・コンテスト」出場全チームレポート!

2017.03.23 REPORT

ダンス部の活動は、学校や家族のサポートがあってこそ!

もちろん地域や近隣とのつながりも重要だ。

 

3/19に取材に行った「高校生ダンス・コンテスト」は、岸和田ライオンズクラブのサポートにより、今回で第9回目を数える大阪地区の大会だ。

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【ライオンズクラブとは…】ライオンズクラブは、世界最大の社会奉仕団体「ライオンズクラブ国際協会」に所属する単位クラブ。社会奉仕活動をロータリークラブのように職域や個人で行うだけでなく、チームワークを発揮して行うことによって、有意義な効果をあげるように組織された友好団体である。

 

9年前と言えば、まだダンス部の活動が今ほど目立っていない時期だから、かなり前からの理解と応援がある地域だと言えるだろう。

 

岸和田と言えば「だんじり祭り」で有名だが、新しい世代の文化として高校生のダンスを応援しているのだ。

 

そんな地域のサポートもあり、会場は歌舞伎の公演なども行なわれるという豪華な「岸和田浪切ホール」。

 

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ライオンズクラブや先生方が運営のサポートをするとは言え、この大会では進行や司会や審査まで学生(あるいはOB・OG)たちで行なうという部分が特色だ。

 

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そして、出場校も年々増え続け、ダンススタジアムの決勝大会に出場する強豪校も多数エントリー。

夏の本番へ向けて、ネタの初披露も多く、プレ大会のような様相を呈しているのだ。

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各校の選手宣誓も賑やか!

早速出場校のパフォーマンスを見ていこう!

 

レポート:石原久佳(ダンスク!/DANSTREET)

写真:岡部守朗

 

 

〜スモールクラス(12人以下)〜

 

1)久米田高等学校(Vinchelocto)

R&Bやソウルの動きをレトロな曲に合わせるレベルの高いアプローチ。随所にカノンの動きを取り入れ久米田らしさも見せた。

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2)住吉商業高等学校(GALS STYLE)

おそらく初心者1年生によるパフォーマンス。音と動きのアクセントを理解し、アイソレ・基礎トレをしっかり取り組んでいけば、より伸びていくだろう。

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3)興国高等学校(Crazy the bober)

初心者男子6人チーム。体力と勢いでロック〜ハウス〜ヒップホップへとステップをつなぐ。ブレイクを取り入れるともっとアピール力が出そう。

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4)上宮高等学校(Beat Ruler)

※事情により写真・コメントは掲載できません。

 

5)佐野高等学校(Greedy)

ビヨンセの曲を使って女性の強さを打ち出した選曲とダンス。揃いのバラつきはあるが、各自のノリは良いので、チームとしての力をアップするのが課題だろう。

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6)貝塚高等学校(SHAK☆M)

シンプルで大きな動きでダンス経験の少なさを補うような構成。初々しさも好印象。地道な基礎練習を続け、メンバー内でのイメージ共有を固めていきたい。

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7)成城高等学校(NON▲ME)

今どきのブラック系衣装から後半はカジュアルにカラフルにチェンジ。テンポの速い1曲使いでステップも高難度。スキルのバラツキや立ち位置にもっと気を配りたい。

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8)泉北高等学校(ZEN)

ブレイクダンサー2名による勇敢なチャレンジ。緊張感を若さとパワームーブで吹き飛ばした!?

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9)りんくう翔南高等学校(Accident Growth)

続いても男子2名からの激しいクランプダンスでスタート。メンバー間のスキルの差を埋めるか、逆に構成に活かせるかが今後のポイントだろう。

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10)生野高等学校(DADO)

個々のスキル・表現力が高く、トリオでの見せ方もうまい。後半の激しい曲では衣装に変化があっても良かったか。

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11)河南高等学校(Barbee)

衝撃のくいだおれ人形衣装でチャレンジ。楽しげな前半から後半はロックダンスとノリとチーム力を見せる。じっくりと成長していってほしい楽しみなチーム。

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12)岸和田産業高等学校(KDC)

衣装の効果とユニゾン力の強さが高校生ダンスらしいチーム。バク転で沸かせたあとにペースチェンジや畳み掛けがあったら完璧だ。

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13)阿倍野高等学校(Spirits Overs)

元気な男子ブレイカー7人。遊び心、パワームーブ、勢い、目立とう精神が素晴らしい。逞しく伸びていってほしい。

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14)和泉高等学校(Hoo passion)

邦楽曲にジャズダンスでエモーショナルな表現。基礎力がより向上すれば、比例して表現力は上がってくるだろう。

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15)長野高等学校(NGNDC)

かわいらしい衣装にフォーメーションをうまく使った構成。曲と衣装とダンスの相性を突き詰めていってほしいところ。

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16)清教学園(Almenara)

動きのキレと揃いと集中力に、昨年スモールクラス優勝校の伝統が伺える。フォーメーションでの見せ方にもう一工夫あれば、強豪クラスに入っていくだろう。

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17)大阪商業大学堺(Nine Soer)

切れ上がった印象を持つ女性ジャズヒップホップチーム。基礎力の向上によって動きのメリハリがもっとついてくれば、印象は上がっていくはず。

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18)泉陽高等学校(Bloom)

男女混合でロックやニュージャック系ヒップホップを混ぜた初心者らしい構成。練習量は感じるので、今の2倍ぐらい動きを大きく、もっと情熱と楽しさを前面に出していこう。

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19)山本高等学校(じゅら〜ふ)

関西強豪校のアダルトでソウルフルなダンス。この日の出場チームでは、スキル、表現力、構成、チーム力、すべてにおいて抜きん出ている。

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20)岸和田高等学校(Amaze)

衣装、選曲、表現力、構成がハイレベルな地元チーム。今後の成長が楽しみ。

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21)北摂つばさ高等学校(HT☆DC)

赤黒衣装の鮮烈さとステージを大きく使ったパワー感が印象的なチーム。動きの大きさとチーム感と楽しむ気持ち、初心者がまずこうありたいという見本だ。

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22)日根野高等学校(ねるねるねるね)

こちらも初心者らしい4人組。アイソレや体幹作りなどにしっかり取り組んで、良いチームに成長していってほしい。

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23)関西福祉科学大学(ESPOIR)

裸足に鮮やかなパンツ衣装が印象的。ゆったりした動きの見せ方や女性らしい表現の方法を突き詰めていきたい。

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>>ビッグクラスへつづく



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