生徒主体コーチ不在のフェアプレー精神でトップをキープする141名のダンス部「同志社香里中学高校」

2017.07.05 REPORT

5月号の『ダンスク!』で表紙にもなった強豪・同志社香里中学校・高等学校の練習を紹介しましょう!

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同志社といえば、関西の名門私大学であり、ラグビーの強豪校とされていますが、近年ではダンス部が同志社香里の代表部活。

2011年〜2013年までダンススタジアムを連覇、その後も中学生部門も含めて優勝や入賞を続けるなど、ストリート系ダンス部大会の黎明期から活躍を続けています!

>>2016年ダンススタジアム全チームレポート

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中学・高校と合わせて140人以上いるダンス部員は、ストレッチやアイソレの段階から下級生が上級生にしっかり見るシステム。最大で6つも歳が離れた先輩から教えてもらうなんて、中1にとってはこれ以上ない指導環境ですね。

さらに、6年間もダンスで青春とともにしてきた仲間は一生の宝になるでしょう!

 

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基礎練習も曜日ごとにジャンルを分け、ジャズ/ソウル&ワック/ハウス/ヒップホップ/ポップなど集中的に取り組んでいます。

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▲バトル大会への出場にも精力的なので、フリーで踊る練習も積極的に行なっている。

すべての練習を生徒たちのみで行なっている同校ダンス部は、中高一貫で中学生からダンスが始められる上、そのまま同志社大学に上がる生徒が多く受験へのプレッシャーが少ない。そのため、より長い時間ダンスに集中できるから、という理由で他校とフェアに戦うために外部コーチをつけないのだという。

下級生が上級生に見てもらう指導システムは、ストレッチやアイソレだけではなく、複数の上級生によって定期的にスキルチェックが行なわれ、各自のダンスノートも共有されるという。

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作品作りも中間発表・完成発表と2回に分けて評価をします。
それらを貼り出したり、見えるようにして、全員が共有の課題として意識できるようにしているんだよ!

取材に行った日は、3月末に行なわれた卒業公演兼自主公演の通しリハをしていました!
ダンス部の公演とは思えないボリュームとハイクオリティーさ!
同志社ダンス部の底力を見せていただきました。

芸術性の高い大会作品を軸に、お笑いや演技を入れたり、紅白ダンス合戦をしたり、と学生たちが考え抜いたアイディアや遊び心が伺えました♪

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▲発表会の通しリハの様子。作品のバリエーションももちろんですが、自作の衣装や早着替えも素晴らしかったです!

部活動を通じて培うべき自主性と創造性、そしてコミュニケーション能力。
同志社香里中学・高校が生徒全体を軸にしながら、全国レベルの質と王道の作風を維持し続けていることは全国ダンス部の模範となるでしょう!

今年の夏も同志社香里中学校・高等学校に注目ですね♪

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同志社香里中学校・高等学校
■部員数:141人(中1:31人/中2:21人/中3:25人/高1:23人/高2:21人/高3:20人)※3月時点
■活動時間:週6日(平日2時間/休日10時間)
■ジャンル:ジャズ、ヒップホップ、ロック、ポップ、ハウス、ワック、ソウル、他
■振り付け:生徒が制作



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