先生と生徒で創る交流発表会「NAKANO DANCE JUNCTION」はダンス部イベントの新しいカタチ!
2017.12.08 REPORT
ダンス部の大会というと、その多くは企業や関係団体が主催運営しているものがほとんどなんだけど、今回レポートする
NAKANO DANCE JUNCTION
〜第1回 中野区中学高校ダンス発表会〜
…は、ダンス部顧問の先生方が企画し、生徒たちも運営に加わり、それを企業がサポートするという、新しい形の非常に有意義なイベントなのだ。
発起人となったのは、強豪ダンス部として有名な宝仙学園の氷室先生。
「近くて遠い存在」から「近くて最も親しい存在」というスローガンを掲げ、中野区から
・実践学園
・東亜学園
・宝仙学園
・堀越
・都立武蔵丘
の中学高校ダンス部が参加、ジェイコム中野がサポートする形で、11月23日になかのZEROホールで行われました。ちなみに、本イベントは「東京2020参画プログラム」にもなっているそうです!
このイベントは、コンテストではなく発表会であることがポイント。
そのため初心者部員にも参加しやすく、リラックスした雰囲気の中で、心からダンスを楽しみ、その成果を家族や友人たちに披露することができるのだ。
各学校からは2〜4ほどのチームを出しており、レベルの高い大会作品からバラエティに富んだ文化祭用の作品まで、合計17作品が披露されました。
特に、ストリート系のヒップホップや、体に電飾をつけて見せる作品、チアダンスなど普段のダンス部大会にはない見ごたえのある作品が目に付きます。
気合を入れて大会に臨むことも素晴らしいけど、ダンスの魅力である開放感や遊び心や独創性などが存分に活かされたイベント。
もう一つ重要なのが、生徒たちがイベントの運営に関わっていたことだ。
各学校ごとに役割が決まっており、その中で生徒たちが率先して動く。
受付では大会パンフレットを配布し、入学を考えているコには学校のパンフレットも配布。
会場内の案内も生徒が行なっており、大きな混雑もなくスムーズな案内を行なっていました。
学校の先生方が中心になって企画や運営を行なうことで、その学校の生徒も必然的にイベントに関わることになり、役割をもらって仕事をこなすことで、イベントを運営する大変さや関わることによる学びや達成感が得られるのは、このイベントならではでしょう。
また、コンテストではない分、やる方も見る方もリラックスした雰囲気があり、それが他校への暖かい声援や活発な交流につながっていました。きっと、これを機会に「近くて最も親しい存在」になったことでしょう。
関西に比べて、地域でのダンス部の交流=横のつながりが少ないと言われる関東のダンス部。今回がモデルケースとなり、継続した開催や他の地域への刺激になれば何よりです。
当日は「ダンスク!」でおなじみの大塚製薬ポカリスエットもサポートに入っていただき、踊り終わった学生たちに配布されていました!
レポート:石原久佳(ダンスク!)