優勝は熊本の鎮西高校!2018年「日本ダンス大会」出場全45チーム写真付きレポ&総評

2018.06.11 REPORT

>>前半より

23)大阪府立豊中高等学校
マリオのコンセプトでリズミカルに展開する。このままダンス力が上がれば上がるほど良くなるさわやかな作品だ。[42位:263.5pt] 20180610-_MG_7610

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24)神奈川県立小田原高等学校
センスの良い衣装と選曲。振り付けに遊び心があり、そこで本人たちが楽しんで踊っている様子が伝わってくる。[40位:268.6pt] 20180610-_MG_7626

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25)東京都立大森高等学校
統一感を損なうリスクのあるバラバラ衣装だが、シンクロ率と表情の良さでカバーしている。ロックダンスで勝負するならば、その意気込みとこだわりを持ち、レベルのばらつきを改善したい。[25位:290.1pt] 20180610-_MG_7639

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26)北星学園女子中学高等学校(北海道)
艶やかな衣装と舞で「水」の世界を表現。表情はクール系か切ない系に統一にしてもよかったか。[30位:282.3pt] 20180610-_MG_7659

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27)日出高等学校(東京)
アクロバットを取り入れたスピーディな展開。ダンスのレベル自体は高いが、緩急や見せどころをもっと演出したい。[21位:294.2pt] 20180610-_MG_7682

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28)東京都立白鷗高等学校
難易度の高い振り付けをよく練習してこなしている。華があるチームだけに、メンバー個々の体力と自信がもっとつけば、作品の伝わる力はぐっと向上するはずだ。[41位:266.8pt] 20180610-_MG_7708

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29)神奈川県立光陵高等学校
狙い済ましたコンセプト作品。演出・構成・振り付けはよく考えられているので、ダンス力の強化、特に下半身で踊る意識を強めたい。[26位:289.6pt] 20180610-_MG_7721

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31)成城学園高等学校(東京)
センスの良い衣装に華のあるメンバー。振り付けにメリハリや見せどころの意識を持とう。[39位:270.3pt] 20180610-_MG_7743

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31)大阪産業大学付属高等学校
ありそうでなかったボクシングテーマ作品。この手の作品はテーマと振り付けの距離感が常に重要になるので、テーマとダンスが剥離してしまう時間帯に気を配りたい。[34位:274.4pt] 20180610-_MG_7758

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32)東京都立目黒高等学校
センスの良い衣装にタットを効果的に使ったオープニング。自分たちのできるダンスを最大限に作品に生かした好例だ。[36位:273.2pt] 20180610-_MG_7776

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33)明照学園樹徳高等学校(群馬)
コンセプトと衣装とダンスと選曲のバランスが良い。中盤のおばあちゃんパートからもしっかりエンタメしていて、作品力の高さが印象的。[18位:296.4pt] 20180610-_MG_7808

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34)実践学園中学・高等学校(東京)
振り付けと構成が良い。縦軸のフォーメーションも斬新。曲ミックスも良いのだが、もっと踊り込んでチーム力を上げていこう。[24位:292.1pt] 20180610-_MG_7826

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35)桐光学園高等学校(神奈川)
大所帯でのミドルスクール勝負。普段の練習ムードからチーム力の良さを感じさせるようなパフォーマンス。[22位:293.9pt] 20180610-_MG_7859

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36)沖縄県立北中城高等学校
スピード感のあるロックダンスにパンキングを混ぜて構成。沖縄らしく表情が派手な子が多く、チームの華やかさにつながっている。[29位:286.3pt] 20180610-_MG_7884

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37)埼玉県立川越南高等学校
テンション振り切った表現力が魅力。後半の疾走感も青春感があって好印象だ。[14位:309.4pt] 【TAKAHIRO賞/審査委員長賞】
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38)広尾学園高等学校(東京)
ディープな表現力と集中力がすごい。目線を散らす構成もよく、偶然にも照明とバッチリ合っていて、パフォーマンスの魅力が増していた。[20位:294.2pt] 20180610-_MG_7925

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39)京都文教高等学校
衣装、曲、ダンスがやんちゃで、男子メンバーの目立ち方が微笑ましい。やっぱり青春感にはロックダンスだ。[7位:319.7pt] 【羽柴多賀子賞】
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40)昭和学院高等学校(千葉)
ここからシード校。情熱的で女性的な表現力、グルーヴ、美麗さ、疾走感、圧力、最後の静寂。どれもが息を呑むようなハイクオリティだ。[13位:309.8pt] 【岩井智子賞】
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41)大阪市立汎愛高等学校
例年通り、個性的な衣装がダンスにとても効果的。自分たちで振り付けをしているというエネルギーと自信が波動となって出ているような作品だ。[10位:311.0pt] 20180610-_MG_8000

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42)北九州市立高等学校
スイング感を押し出したスタイリッシュな作品。振り付け自体が難しいせいもあるが、例年に比べるとダンスのレベルは低いだけに、コミカルな演出でカバーしている感が。[11位:310.7pt] 【BE STRONG賞】
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43)鎮西高等学校(熊本)
リリカルジャズの表現力は一級品。非言語表現のダンスで強いメッセージを打ち出すために、華のある主役を立てた編成も正解だ。高校ダンスのレベルを超え、ハートに響いてくる作品。[1位:328.6pt] 【優勝】
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44)群馬県立安中総合学園高等学校
続いても邦楽曲を使った情熱的な表現。手話のような説明的な振り付けと古典的な演出方法には評価が分かれるところだろう。[8位:317.4pt] 【永井真弓賞】
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45)東京都立狛江高等学校
昨年の優勝校。厳しく見ると、仮面舞踏会というテーマに必然を持たせるダンスや楽曲のバランスの難しさを感じる。振り付けの骨組みの良さやフォーメーションで見せる技術はさすがだが、昨年ほどのバランスの良さはないか。[3位:326.7pt] 【3位】
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<総評>

前回大会レポートの総評で指摘した、曲・衣装・ダンスのバランス感や音質に関してなどの初歩的なミスについては、今回は大幅に改善されていた。

また、強豪校と初心者校のレベルの開きがますます大きくなる昨今、本大会では初出場のエントリーが多かったことも、ダンス部界としては良い傾向だろう。

今回、個人的に印象に残ったのは優勝の鎮西高校と4位入賞の三重高校だ。

鎮西高校は感性に訴えかける芸術作品の中で、モダンで独創的な振り付けや演出を施し、若者の等身大のメッセージの美しさをダンスで見せてくれた。

三重高校は、過酷なトレーニングから生まれるロックダンスのスピード感や躍動感で、まるでスポーツやカーレースのような興奮と爽快感を味わせてくれた。

両者のアプローチは対極にあるようだが、ダンスの伝統と基礎を重んじ、その上で挑戦的な創作過程を楽しみ、高校生らしく同世代に共感される表現を作り出している点では同様だろう。

ダンス部の活動は教育機関で行なわれているから、その活動が「教育的であること」は大前提であり、その成果としてステージでの発表や順列はドラマチックに存在している。
ダンス部の高校生は部活動を通じて、毎日の努力を積み上げ、創作を思考錯誤し、団結力や自主性を固め、ついには「自分たちらしさ」をダンスで発見する。

先の2校に象徴されるように、本大会出場のどの学校にもそんな成長過程が感じられる、素晴らしく教育的な大会だったように思います。

レポート:石原久佳(ダンスク!)

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