【ダンスク新プロジェクト】Dance on the Earth〜キミのダンスが地球にできること〜
2021.08.04 SDGs
Dance on the Earth
〜キミのダンスが地球にできること〜
石原ヒサヨシ(ダンスク編集長)
ダンスの起源には自然への感謝があった。
人類は自然と共に暮らす歴史を重ねてきた。
太陽の恵み、大地の有り難さ、水の大切さ。そして、大雨や津波などの自然災害を神々の怒りと畏れ、日々祈りと感謝を捧げてきた。
その中に、歌やダンスの起源があったのだ。
いわば、神々との交信のために人類は踊ってきたのであり、日本の盆踊りを含め世界中の民族舞踊はすべてその目的があった。
自然の恵みへの有り難さ、そこに日々守られているという環境、それに対しての感謝の気持ちを示すために、歌い、踊り、輪を作って、豊かな自然を生み出す神々と繋がろうとした。
猛暑や豪雨災害が年々酷くなっていることは体感しているだろう。
毎年起こる「観測史上最大」の自然災害、歯止めの効かない地球温暖化やエネルギー問題。年配者が言う「ワシらの頃はこんなんじゃなかった」というのは何となくの体感ではなく、実際に急激な変化がこの数十年で起こっているのは明らかである。
それはこれから加速度的に深刻さを増していくという。
このままでは本当に地球に住めなくなる——。
夏は暑さで外に出られず、豪雨のたびに災害に怯え、海面上昇によりやがて北極のシロクマのように住む場所がなくなり、それは将来的に領土争いや安全保障問題にも発展していくという。
気候がそうなってしまう原因やその未来予測はネットで調べればスグに出てくるだろう。
もはやそこに目を瞑って、現実から逃げてはいけないのだ。
無関心でいるのは自由だが、もう無関係ではいられない。
その原因の多くは、経済活動や消費行動にあるというのは高校生なら知っているだろう。
地球自体は地球を悪くすることはないからだ。
排気や排水を放出し、自然を切り崩す企業を責めるのは簡単だが、企業は人々の需要に応えているだけの存在だ。
だから、地球が汚れる本当の根っこの原因は皆さんの心の底にある。
もっと便利に、もっと安く、もっとたくさん。
人々の止まらない欲望・エゴが間接的に地球を汚しているわけだ。
「もっと便利」は果たして必要だろうか?
これ以上のスピード感は目まぐるしくないだろうか?
「もっとたくさん」で人は本当に幸せになるだろうか?
もう家の中がモノで溢れていないだろうか?
いつまで、どこまで欲しがれば、キリがつくのだろうか?
これから『ダンスク!』ではこの問題をダンスで解決するプロジェクトを始動します。
ダンスに夢中になっている高校生たちに新たな気づきを。
新たな知識とチカラを。
この地球上で一番大事なことは何か?
解決すべき問題は何か?
ダンスを、ダンス本来の役割と意味に戻そう。
キミたちのダンスが、キミたちの一番楽しいことが、地球を救う世界を想像してみよう。
ステージを作ってくれた人へ感謝をすることが当たり前なのは知っているだろう。
そのステージはすべて地球に上にある。
その美しいステージで踊れる喜びや感謝を今一度噛み締めよう。
Dance on the Earth
SDGs×ダンス、気候変動×ダンス、環境教育×ダンス。
キミたちにできるコト、繋がれるトコロ、面白いアイディアはたくさんたくさんあります。
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