ダンススタジアムタ冬の大会は「部活ダンサー、バトルはじめの一歩」?!

2016.01.21 COLUMN

ダンス部の甲子園として皆が目指す「ダンススタジアム」。

その冬季大会=「冬高ダンス」として行なわれているのが、ダンススタジアム冬の高校ダンス部選手権。

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夏の大会のチームコンテストではなく、3人チームで挑むこのバトル大会が、12/26に西日本大会、12/28に東日本大会が行なわれた。

 

なんと、準々決勝までは各チームが曲を持ち込んで、予め決まった曲で一人ずつ曲を踊り合うという独自ルール。

 

しかも1ラウンドごとに流れを止め、MCが入り、次のラウンドがスタートするという進行。

 

そのときに流れた曲に反応し、バトル交替の時の交錯が醍醐味であると思うのだが、本大会では、初心者に向けた配慮と、ダンスに対する「適応能力」、青少年らしく健全にダンスをするという主旨に基づいたルールになっているワケだ。

 【ダンススタジアムHPより抜粋:大会の意義】

  • 大会形式3対3のダンスバトル形式/トーナメント制
  • ダンススタイルオールジャンル
  • 演技時間1ムーブ40秒のダンスを各チーム交互に、2ムーブ行います。
    ※1ムーブの構成人数は自由です。
    ※決勝のみ各チーム3ムーブ行って頂きます。
    ※詳しい流れは募集要項に記載しております。
  • 審査方法3名の審査員が多数決により判定します。
  • 服装・小道具服装は自由です。
    ※過度な露出は禁止です。
    ※小道具の使用はできません。
    ※ヘッドスピン用のヘルメット・帽子のみ使用可能とします。

 

予め決まった曲で、決まった振り付けで踊る。

バトルに見えてもバトルにあらず、、、そう感じてしまうのだが、いざ始まってみると、熱気を帯びたダンスはまさにバトルの様相だ。

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初心者が部活ダンサーにとっては、相手に向かってソロで踊ることの緊張感はハンパないもので、用意してきた踊りとは言え、気持ちの乗り方ひとつで勝負が決まる。

 

その緊張感と気迫がバトルっぽさを醸し出しているのだ。

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出場するダンサーの傾向としては、各校から選抜されてるだけあって、水準以上のスキルを持っていることと、男子の比率が多いこと。同時にブレイクダンサーが多いこと!

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これは考えてみると、チームダンスのダンス部コンテストの「ソロダンスが見れない」「男子の活躍が少ない」「ブレイクダンスが少ない」という弱点をそのまま補う大会と言って良いじゃないか?!

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ということは、これから伸びる要素たっぷり!?

 

スキルを本気で使えないトップレベルの部活ダンサー、血気盛んな男子ブレイクダンサー、ついに君たちの時代が来たぞ!!

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▲ダンスタくんもそう言ってる?!

 

…と、思わず握りこぶしを固めてしまうような思わぬ「発見」をした大会でした。

 

ダンス部バトルの今後に期待!!

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【結果】

優 勝 東日本大会
二松學舍大学附属高等学校東京
Butterfly effect
西日本大会
上宮高等学校大阪
The circle
 
準優勝 東日本大会
東第一高等学校東京
IRIS CREW
西日本大会
北九州市立高等学校福岡
N9SD CREW
3 錦城高等学校(東京)
KBZ
北九州市立高等学校(福岡)
N9SD FAM
大阪府立渋谷高等学校(大阪)
渋侍
入賞 スト6
静岡県立浜松東高等学校(静岡)
N-buddy
日体荏原高等学校(東京)
DANCE WARS
東野高等学校(埼玉)
東野高校ダンス部
ベスト8
奈良市立一条高等学校(奈良)
お洒落-na
浪速高等学校(大阪)
CHELSEA
奈良市立一条高等学校(奈良)
東大Z
大阪府立山本高等学校(大阪)
TRINITY

 

文:石原久佳(ダンスク!)



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