世界的トップダンサー「仲宗根梨乃」が思うチームワーク・上達法・日本人らしさ
2015.08.15 INTERVIEW
横浜市で行う、Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015内のダンス部応援プロジェクト!
「プロアーティストが行く!
7月21日には、世界的プロダンサー仲宗根梨乃さんが、神奈川県立横浜平沼高等学校のダンス部に訪問してスペシャルワークショップを実施☆
↓↓↓前回のレポート↓↓↓
レポート★横浜平沼高校ダンス部に世界的ダンサー仲宗根梨乃が来校!!!>>
ワークショップ後、急遽インタビューをお願いすると… 心良くOKしてくださいました!
トップダンサーとしての迫力とオーラがありながら、話すととても優しい雰囲気の仲宗根さん。そのGAPがまた引きつけられる魅力。
仲宗根梨乃(ナカソネリノ)
マイケル・ジャクソンに憧れ、19歳で渡米。ジャネット・ジャクソン、ブリトニー・スピアーズをはじめとする有名アーティストのダンサーや、振り付けをする世界的プロダンサー!
*学校のダンス部に教えに行くことはよくあるんですか?
今までなかったですね。このプロジェクトであと2校行くんですが、今日がその初日でした。意外とみんなシャイでしたね!
*学校に“ダンス部”が増えてることに対してどう思われますか?
ダンスって、踊ってても楽しいし、見てても楽しい! それが若い世代(学校)でやっているのはすごく良いことだと思いますよ!
*チームワークを高めるポイントとは?
ゴールが一緒であれば、うまくいくと思うんですよね。どれだけ一緒にゴールを目指せるか。目標がズレてたら、それぞれ違う方向に行っちゃうから。気持ちさえ合えば、大丈夫。
高校生の皆には、ダンスの大きな可能性を感じてほしいです。ダンスの素晴らしさって、人と繋がれることなんですよね。言語がいらないから、外国行っても楽しめるし、コミュニケーションできる。そんな、いろんな可能性があることを知ってほしいです。
*ダンスがうまくなるには?
成長の仕方って、人それぞれやり方があると思うんです。個人個人が長所を伸ばせるやり方を見つけることが大事。
私は何事も「好きじゃなきゃ面白くない!」と思ってるんです。好きだったら、挑戦することも楽しくなっていくでしょ。生徒同士で言い合いながら、ひとつのものを作る。そんなことも「ダンスが好き」だったら、楽しく思えるはず。
もちろん結果も大事だけれども、もっと大事なことはそのプロセスだと思うんですよね。
今はわからないかもしれないけれど、日頃の行いが次の可能性になる。プロダンサーにならなくても、絶対プラスになるんです。間違ってもいいから、行動するべき! 私なんて、マイケルが好き!ダンスが好き!っていう気持ちだけで行動して、ここまできましたよ(笑)。
私は、「やらなきゃいけない」って思うとできないタイプだし、努力を努力って感じたことないんです。「好き」だからやったらここまで来たんです。
自信がない、恐い…これは、私にだってあります。何度もオーディションに落ちて泣いたことだってあります。でもその恐さに“やる気”が勝つのか、負けるのかっていうところ。好きなら、負けずに行動できるはずなんです。間違えてもいい! 大事なのは、間違えてもいいから飛び込んでみること!!
*日本のダンサーに思うことは?
私はアメリカで活動していたとき、どれだけ目立つか、どれだけ人と違うことをするか、どれだけ学ぶかっていう気持ちで生活してきたので、日本のオーディションを見ていると、とてもシャイな人が多くて「もったいないな〜」って思っていたんです。
でもだんだん私の考え方も変わってきて、そういうカルチャーで育ったんだからしょうがないって思うようになりましたね。それはそれで、悪いことじゃないなって。だから私みたいな人は海外に出るんです(笑)。
シャイな人でも才能があればスターになっちゃうし、才能がない人でも、人一倍努力すればスターになれるかもしれない。チャンスの掴み方は人それぞれなんですよね。
とにかく一番大事なのは、行動。「私はこうなりたい」っていうイメージをして、行動すること!
Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015公式サイト
仲宗根さんの言う通り、行動することが夢に近づく第一歩!
留学したり、オーディションを受けたり、新しい世界に飛び込んでみたり…好きなダンサーのレッスンを受けにいったりするだけでもいい! すべてのカギを握るのは行動だ!ということを教わりました☆
そして、その原動力は「ダンスを楽しむ」こと。部活ダンサーのみなさん、今しかない青春の中で、ダンスを楽しんでくださいね!