【鎮西高校の練習】ダンス授業とプロ講師、仲間に支えられた「日本一エモい」ダンス部

2022.12.03 MOVIE

九州地区の強豪ダンス部として、北九州市立と並ぶ存在と言えるのが鎮西高校だ。

バレーや野球でも有名な高校だが、ここ数年ではダンスが有名。

なんと!選択科目としてダンスの授業がある高校なのだ。
いわゆる「高専」としてダンス授業がある高校はあるが、普通科としてはなかなか聞かない。

 

そして、ダンス授業を選択する学生のほとんどはダンス部にも所属。

ダンス部は創部8年目とは言え、日本ダンス大会やチームダンス選手権などで好成績を残し、ダンススタジアムでも九州地区の常連だ。

情熱的なメッセージのあるジャズや、パワフルなヒップホップなど、観客の心をつかむ「エモい」パフォーマンスは鎮西ならではの魅力だ。

『ダンスク!』としても以前から気になる存在だったが、なにぶん熊本県ということもあり、なかなか取材に出向けないところ。
しかし、毎年9月に北九州で開催されるチームダンス選手権の取材の際に、学校側に快く日程調整をしていただき、今回の取材に至ることができた!

その時の取材は、練習レポートと部員さんによる2本立ての動画にまとまっています。

 

その模様をダイジェストでお伝えしましょう!

 

自主性と仲間を大事に!

 

こちらはダンス授業の模様。
2階建のダンススタジオで行われており、一見普通のダンスレッスンのように見えます。

講師陣は、九州では名の知れたストリート系ダンサー。
キャリアも豊富で、愛と指導力に溢れたダンスの先生たちです!

 

内容は基礎中心で地味ながらハードなものですが…

との生徒さんの感想でした!!

 

指導に遊び感覚を取り入れているのも特徴で、「ウウ・アー」とカウントしながら、リズムトレーニングをしたり、ロックのトゥエルを面白いパターンやテンポで練習したりと、「楽しく覚える」という感覚を大事にした内容だ。

この日はチームダンス選手権の直前ということもあって、振り付け練習にも熱が入っていた。

ダンスの基礎的な動きと、振り付けの動きがなかなか連動しない、というのはダンス部の悩みとしてよく聞くところだが、鎮西ダンス部では部員からの発案で、課題パートの強化に取り組んでいた。

振り付けの見せ所に必要な筋力を強化するためのトレーニング方法や、それに基づいた基礎のあり方を改めたり、日々試行錯誤のうえで練習を進めている。

 

鎮西高校の下校時刻は17時で、部活での練習時間の少なさを考えれば、ダンス授業の優位点はそれほどあるとは言えない。

 

だからこそ常に質の高い練習を目指し、講師陣の指導のもと、仲間との絆を大事にしているという。

 

授業と部活、ともに高め合ってきた仲間をテーマにした作品「永友」は、後日のチームダンス選手権では準優勝、もう1つのヒップホップ作品も優秀賞を獲得した!

 

そんな鎮西ダンス部の仲の良さが伝わってくるトーク動画もぜひ見てみてください!

 

一度しかない高校生活、一度しかない青春。

ダンスを通じて充実の日々を送り、未来を見据えていくダンス部員たちはまさしく「日本の未来の宝」だ。

そんなダンス部を『ダンスク!』は応援し続けます。

取材に来て欲しい!というダンス部は連絡くださいね!

テキスト:石原ヒサヨシ(ダンスク!)



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