優勝は上鶴間と八王子総合!2017年ダンスタ「関東甲信越地Aブロック」出場全59チームレポート!
2017.08.01 REPORT
前回の地区予選まとめ記事に続いて、いよいよ関東予選!
出場校数・出場者数ナンバーワンの大会「ダンススタジアム(日本高校ダンス部選手権)」の初日8/1のAブロックの取材に行ってきました!
では早速、恒例の全チーム写真付きレポートいってみましょう!
レポート:石原久佳(ダンスク!)
まずは13名からのビッグクラスから!
【ビッグクラス】
01:神奈川県立光陵高等学校
告白カップルと応援団という楽しいシチュエーションで、ロックダンスをアニソンやロックに合わせて展開。観客を楽しませることに徹する姿勢が素晴らしい!
【入賞:決勝進出】
02:神奈川県立横浜緑ケ丘高等学校
赤黒衣装にキリっとした表情がステージに映える。踊りに重さやキレを加えていけるともっと素材の良さが活きるだろう。
03:東京都立足立高等学校(出場辞退)
04:茗溪学園高等学校(茨城)
黄緑アフロが映える高校生らしいピエロ衣装。ロックダンスを基本に、スキルを補うフォーメーションやチームプレイが好感度高い。
05:東京都立高島高等学校
実力派チームの新作品は、大所帯を活かしきるシンクロ率の高さやカノンなどのフォーメーション展開。踊りはシンプルだが、民俗ダンス的なオリジナリティも感じさせつつ、ポップに裏切る音楽の使い方も独創的。
06:穎明館高等学校(東京)
王道・定番とも言うべきステップと楽曲だが、チームワークの良さで最後まで気持ちよく見られる。最後のトランプの見せ方もうまい!
07:日本大学明誠高等学校(山梨)
コックの衣装でさまざまな工夫を凝らしながら楽しく展開していく作品。エンディングの全員ダンスも迫力があった。
08:明治大学付属明治高等学校(東京)
トサカ頭に切れ上がった衣装とダンス。後半のアギレラへつなぐ展開と衣装替えも見事。これは関東地区のダークホースになるかも?!
【準優勝】
09:東京都立大森高等学校
超大所帯でロックダンス。この人数の初心者を合わせるだけでも大変だが、フォーメーションの工夫や振り付けのバリエーションが増えれば向上の余地有り。
10:立川女子高等学校(東京)
よくあるマリオものだが、設定負けしないダンスの精度と豊かさに引き込まれる。ヒップホップのグルーヴや見せ方をよく理解したチームだ。
11:東京都立小山台高等学校
都内有数の進学校は、ジャズダンスをベースにオールディーズな雰囲気を艶やかに演出。スキルが上がればそれだけ表現力の向上につながるはず。
12:大成高等学校(東京)
怪しげな和服座敷童的な出で立ちから、グイグイとモアレ状に群としてのグルーヴを増してく。他校とは一線を画すアプローチ、抽象芸術志向が素晴らしい。
【入賞:決勝進出】
13:東京都立新宿高等学校
衣装の黒白をフォーメーションや視覚効果にうまく使い、息をつかせないような展開で見せる。ステージから発する集中力も素晴らしい。
14:神奈川県立大和西高等学校
衣装、振り付け、曲ともにやや地味目な始まりから一転、衣装替えして派手な展開に。後半はもっとハジけきっても良かったか。
15:東京都立町田総合高等学校
高校ダンスには珍しいストンプ(手拍子や足踏みでのダンス)を使った序盤が素晴らしい。逆に、曲が入った瞬間に迫力が落ちてしまったので、その繋ぎや後半への盛り上げ方を一考したい。
16:神奈川県立横浜平沼高等学校
サラリーマンコンセプトやLINE着信音がポップな演出だが、それも本格的なヒップホップができるからこそ映えてくるもの。一瞬で見せるカノンの精度が素晴らしい。
【入賞:決勝進出】
17:日本女子大学附属高等学校(神奈川)
かなりの大所帯での挑戦だが、なかなかステージに人数を収めるのに苦心したことが伺える。出ハケや、衣装でのメリハリや、セクション分けや隊列などで、もっと大所帯を活かす振り付けを研究したい。
18:埼玉県立川越南高等学校
ディスコからソウルへ、大きなアフロを活かした(?)楽しい作品。首から下げたマフラー(?)はもっとディティールにこだわりたい。
19:埼玉県立所沢高等学校
三味線の響きをテーマに、さまざまなダンスを重くスピーディに展開。途中の沖縄民謡はやや中途半端に詰め込んでしまったが、全体としての流れは良い。
20:さいたま市立大宮北高等学校
振り付けやアプローチは伝わるのだが、まだまだダンスの説得力が乏しい。アイソレや筋トレや体幹トレーニングなど地味な基礎練習を積んでいこう。
21:東京都立北園高等学校
叙情的な楽曲にジャズダンス、そこにブレイキンのソロを合わせて行くという面白い世界観だ。
22:東京都立葛飾総合高等学校
情熱の伝わる表現力とダンスの幅が素晴らしい。衣装も艶やかでフォーメーションでの目線の飛ばし方も工夫されている。
23:千葉県立柏井高等学校
まるで学園祭から飛び出して来たような元気なチーム。やや欲張りすぎて、各構成ごとに流れがブツ切れになってしまったので、見せ所を意識して構成を練り直したい。
24:日本体育大学荏原高等学校
スイングするペンキ屋集団(?)の楽しい作品。構成やコミカル演技も素晴らしい。ユニゾンの精度や踊りの深さをアップすればまだまだ良くなりそう。
25:東京都立飛鳥高等学校
民族音楽を巧みに構成にサンドイッチし、他校と差別化を図る。印象深いチーム。
26:東京家政大学附属女子高等学校
家政系の学校だけに衣装の完成度が高い。ミドルテンポの曲もゆったりと見ることができて好印象だ。エンディングに一考の余地有りか。
27:東京都立富士森高等学校
ヒップホップをベースにシェイク系の動きを取り入れる。踊りの深さやシンクロ率に相当な練習量を感じさせる。
【入賞:決勝進出】
28:神奈川県立上鶴間高等学校
神奈川県随一のストリート系チーム。集団で見せる迫力が素晴らしい。
29:中央大学杉並高等学校(東京)
コンセプトが際立つ酔っぱらいチーム。ダンスで笑わせるのは難しいが、しっかりとツボを得ている上にダンス力も高い。「東の登美丘高校」になれるか?
【入賞:決勝進出】
30:東京都立豊多摩高等学校
白パンツにタイダイTシャツが目立つ。展開の速いヒップホップだが、やや振り付けやノリ方が単調なため、もっと観客目線のメリハリを考えたい。
31:東京都立王子総合高等学校
こちらも展開の速いヒップホップ。チームワークやフォーメーションも非常にまとまっており、一気に楽しめる。
【優勝】
32:関東第一高等学校(東京)
気合いの入った衣装とヒップホップ。スキルのバラつきが目立ってしまったのが今後の改善点か。
33:横浜創英高等学校(神奈川)
コンセプトがあるようでないような、やりたいこと詰めまくって、バカ騒ぎしているのぜひ見て下さい!的な、ダンスの自由さを感じさせるチーム。最高!
【3位】