ダンスク編集長が解説するストリートダンスイベント〜定番・新勢力・キッズ・企業
2016.01.19 COLUMN
前回に続いて、日本のストリートダンスの歴史を勉強していきましょう!
今回は「イベント編」!
文:石原久佳(ダンスク!)
2005年頃までのストリートダンスイベントは、大阪発のDANCE DELIGHTを始め数が限られていて、そのほとんどは深夜のクラブで行なわれるアンダーグラウンドのイベントでした。
その一般化を目指し、2005年にスタートしたのがDANCE@LIVE(ダンスアライブ)。
ストリートダンスの中でも「バトル」というエンタメ化しやすいコンテンツにフォーカスし、一般人に対してもストリートダンサーのスキルと存在を伝えるべく、「DANCE@TV」などのメディア展開も交えながら拡大。
バトルだけではなく、振付のテーマ性やダンサーの個性を重んじるDANCE@HEROというコンテストや、アジア地区などにエリアを広げたコンテストなど、ストリートダンスの一般化をプッシュするイベントをいくつもプロデュースした。
ストリートダンス界の寵児として、現在も勢力的に展開を続けています。
キッズの方で最大規模と言えるイベントが「ALL JAPAN SUPER KIDS DANCE CONTEST」。
全国的に予選を展開する同イベントだけど、最大の特徴は各地区のショッピングモールで予選を無料観覧で開催している点。
ちなみに全国の猛者が雌雄を決する決勝大会が、次の土曜(1/23)にあります!
詳しくはコチラへ!
avex主催の「キラチャレ」も同様だが、ショッピングモールなどのオープンスペースでストリートダンスを見せる、という各イベントの社会的接点は想像以上にストリートダンスの認知に貢献していると言えるでしょう!
また、世界的企業のRed BullやG-SHOCKのカシオなどが、同社製品のブランディングやPRとしてブレイクダンスの大会を大規模展開している状況も、ストリートダンスのコンテンツとしての注目度の高まりとして見逃せないですよ!
以上、簡単でしたが次回へ…。
(つづく)