【写真入り全チームレポート】第16回ダンススタジアム:ビッグクラス優勝は帝塚山学院
2023.08.20 HIGH SCHOOL
第16回日本高校ダンス部選手権
ダンススタジアム
2023年8月17日@パシフィコ横浜国立大ホール
ビッグクラス全チームレポート
レポート:石原ヒサヨシ(ダンスク!)
※当日、台風の影響で出演順の入れ替えがありました。掲載順は出演順です。
駒澤大学高等学校(東京)
「ずっと真夜中でいいのに」1曲使い、手話的なニュアンスを取り入れた振り付けで展開させた。
叡明高等学校(埼玉)★
歌舞伎×ヒップホップのハイブリッド。集合の絵作りが抜群にうまく、それが日本の伝統美にすら思えてくるから不思議だ。(2023年の練習レポート動画)
★印は石原編集長のピックアップチーム(以下同)
大阪府立柴島高等学校
大人数の群が蠢くパワフルなヒップホップ。1曲使いだけに、もっと見せ場・山場を作りたかった。(2022年の練習レポート動画)
帝塚山学院高等学校(大阪)★
衣装を舞台装置のように使う斬新な演出。高校ダンスの表現技法をまた新たな次元へ引き上げた。(2022年の練習レポート動画)
大阪府立登美丘高等学校
古代中国の合戦をテーマに対決構図で見せる。アクティングとダンスのバランスが難しかったか。(2022年の練習レポート動画)
大阪府立汎愛高等学校
体の使い方が大きく、振り切っているのが好印象。起承転結や衣装替えの演出もうまく、そのテンションの高さに終始引き込まれる。(2022年の練習レポート動画)
沖縄県立浦添高等学校
構成や衣装替えに凝った大作。それだけに、立ち位置やシルエット、ユニゾンをもっと仕上げたい。
東京都立狛江高等学校
相変わらず衣装の仕上がりとコンセプト消化が素晴らしい。スキルやユニゾンをエンディングの盛り上げでカバーする。(2021年の練習レポート動画)
京都文教高等学校
民族的なテーマで独創的な振り付けを展開させる意欲作。衣装やユニゾン、見せ方にもう少しクリアさが欲しい。(2023年の練習レポート動画)
安城学園高等学校(愛知)
テンポの良いエンタメ作品。衣装替えや転調などに、より客観的な目線を突き詰めていきたい。
福岡大学附属若葉高等学校 ★
創作ダンス伝統校の抽象表現アプローチに引き込まれる。見事なイメージ共有、脱力された表現、引きの美学。
日本大学明誠高等学校(山梨)★
もはや「儀式系」と言いたくなるような独自の演劇表現。前に伝わってくる切実な希求力は同校ならではの魅力だ。(2021年の練習レポート動画)
東京都立鷺宮高等学校
チームワークで勝負。音負けしないようなパワーや、音取りのバリエーションを増やしたい。
福岡県立福岡講倫館高等学校
F1レーサーをテーマに、スピード感と出入りの多さ、フリの独創性で勝負。相当な練習量を感じさせる。
愛知県立昭和高等学校
ビート感の薄いタンゴの曲の間を縫うような音取りがチャレンジング。群舞のバリエーションも多彩。
神奈川県立市ケ尾高等学校
フォーメーションや構成、踊り分けにこだわった作品。展開にもっと緩急と説得力を持たせたい。(2022年のドキュメント動画)
愛知工業大学名電高等学校
アクセントのはっきりしたエモーショナルな作品。シルエットやビジュアルをもっとクリアに仕上げたい。
大阪府立久米田高等学校
これまでとは作風を変えた抽象的なメッセージ作品。久米田ならではの立体展開やユニゾンの強さも活かされている。(2022年の練習レポート動画)
日本女子大学附属高等学校(神奈川)
練習量を感じさせるフォーメーションとユニゾン。ドラマティックに盛り上がる終盤が印象的。
光ヶ丘女子高等学校(愛知)
侍をテーマにした作品。同校ならではのフィジカルの強さとユニゾンの強固さが伝わってくる。(2022年の練習レポート動画)
精華女子高等学校(福岡)
女性らしさをソウルで表現する安定の表現。音取りにもっとバリエーションが欲しい。
東京都立三田高等学校★
絵面にこだわる同校は今回、衣装効果も抜群。フォーメーション、構成、ユニゾン、グルーヴも高水準だ。(2021年の練習レポート動画)
沖縄県立小禄高等学校★
琉球文化をテーマにしたエンタメ作品。小道具・大道具の使い方も凝っており、大会にかける意欲と試行錯誤を感じさせる。(2023年の練習レポート動画)
大阪府立阿倍野高等学校
軽快なソウルに乗せた作品。スキルの粗が見えやすい構成だったので、そこをカバーしつつ強みを押し出せるアイディアを突き詰めたい。
大阪府立泉陽高等学校
RADWIMPS「すずめ」を1曲使いで、ジャズをベースにした静謐な作品。シルエットの綺麗さも印象的だ。
広島県立広島観音高等学校
初心者が多いチームだろうが、スキルアップはもちろん、観客心理をコントロールするような効果的な構成を考えていきたい。