ダンススタジアムタ冬の大会は「部活ダンサー、バトルはじめの一歩」?!

2016.01.21 COLUMN

ダンスの醍醐味のひとつである「バトル」。

 

DJがアドリブで繰り出す曲に合わせて、即興でダンスを踊り合う。

 

二手に分かれたソロバトルもあれば、チーム対抗でのバトル、輪になって飛び入りで踊り合うサークルバトルなど、形式もさまざま。

 

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ストリートダンスのルーツのひとつに「ケンカするならダンスで勝負!」みたいな時代があって、重要なダンスカルチャーのひとつなんだね。

 

映画『ワイルド・スタイル』とか『RIZE』にそんなリアルなシーンが描かれています。

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ただ、ダンスバトルは今やパフォーマンスのレベルも高く、トップの選手は命かけるような勢いで取り組んでいるので、「自分はバトルなんて…」と尻込みしてしまうダンサーがいるのは事実。

というか、バトルをやらないダンサーの方が圧倒的に多いのだ。

 

「振り付けを踊るのは好きだけど即興は苦手…」

「アドリブで踊れるほどいろんな曲を知らない…」

「ダンスで相手を負かすなんて…できない!」

なんて気持ちが大半なのでしょう。

 

特に部活としてダンスを始めた初心者にとってバトルは別世界の話かもしれない。

 

ただし!

これはキッズダンスもかつてそうだったのだ!

 

キッズダンスも興り始めはチームでのコンテストが主流だった。

先生の振り付けをいかに完璧にこなすか、こそがキッズダンスのキモだったのわけだが、キッズダンスバトル大会が始まり、そこそこ対応できるキッズが現われ、バトル用のレッスンなども行なわれるようになり、バトルに適応できるように曲をどんどん覚え、ついには大人を負かすキッズダンサーが出て来てしまった!!

 

象徴的だったのは、2012年にWDCという大会でまだキッズだったKYOKA&MAIKAのRUSH BALLが日本代表として選ばれてしまったこと。

 

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予選でバッタバタと大人のトップHIPHOPダンサーを打ち負かしていく様は、本当にシャレにならない状況でした。

キッズがバトラーとして優れているのは、音への集中力と対応力、それを小さい体からバネのように表現するサプライズ。

 

あれから、バトルは「キッズ部門」あるいは「キッズ大会」と大人とハッキリ分けられるようになった気もするが、まぁそれだけキッズのバトルへの順応性と定着化のスピードは早かったわけだ。

 

話がややそれたが、そういう流れからは、部活ダンサーがバトルに本格的に取り組むような時代もすぐソコに来ているかもしれない。

 

その「はじめの一歩」となり得そうな大会が昨年末に開かれたのでご紹介しよう。

>>つづき

 



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