FISHBOY直伝!史上初!群舞のフォーメーションのコツを完全図解!

2020.03.11 DANCE

>>前ページより

5人
>>5人になると新たに加わる型はX、十字、ラウンド、お椀の4つが増えて12個。基本陣形は14個。

【縦5人】4カウント1ずらしの動きを前列からやればちょうど1エイト稼げる。

【横5人】左右、真ん中からの左右、左から1-3-5と2-4番目の2グループの展開などバラエティーが増えた。

【スラッシュ5人】左右と奥行きの展開を楽しめるお得な陣形。そのまま斜めに進んでも面白い。

【逆スラッシュ5人】同じく、左右と奥行きの展開を楽しめるお得な陣形。

【ショット5人】5人にもなるとトップと左右に遠近感が生まれてよりトップが引き立つ。

【逆ショット5人】ショットより全体像を見せやすい。この後の移動をどうするかがポイント。

【クロス5人】真ん中1人に対しての4人の向きや動きが見せ方のポイント。

【十字5人】同じく、真ん中1人に対しての4人の向きや動きが見せ方のポイント。

【ラウンド5人】圧迫感を演出できる。

【お碗5人】逆ショットよりさらに全体像が見えやすい。

【W型5人】センターが重要になりつつも、ダンスをがっつり見せるための陣形とも言える。

【M型5人】こちらもダンスをがっつり見せるための陣形。

【サークル5人】回るか、各自が内向きか外向きかで遊べる。

【逆サークル5人】サークルを回した型。

 

大人数で応用!
>>どうでしょう? 6人以上になると、大体型の人数が増えただけだったり、例えば8人のスラッシュ&4人のテレコというような複合技になったりするだけ。こう考えるとスッキリして来ますよね。このように軍(群)を率いるために、各小隊の形をマスターしちゃいましょう!!

【上手側に固まった陣形】4人を分断しているスラッシュをパーテーションとしていかに4人の展開で遊べるか?

【大人数24人での陣形】それぞれのグループの特性をうまく使ったりして表現に奥行きをつけよう!

 

大人数を活かす「グルーピング」

フォーメーションの移動の仕方は無限にあるのですが、そこで大切な考え方をヒントとしてお伝えしましょう。それがチームの「グルーピング」です。

基本形(11人でのショット)

①2つにグルーピング
11人組がいたとします。冒頭がここから始まるグループだとして、適当に2組にグルーピングしてみます。そうすると次のフォーメーションが何となくいくつか思い浮かびますね。

②Xのカタチに移動
例えば、赤と青のグループが交差する移動で「X」になる形をチョイス。この2つのグループをまた別のグルーピングに分けてみましょう。

③4つにグルーピング
青から緑のグループ、赤からオレンジのグループが派生しました。そうすると、ここから次の発想も浮かびます。

④サークルへ移動
真ん中から縦移動をしてサークルになりました。大人数の群舞はフォーメーションの変化だけでいろいろな表情を見せる(魅せる)ことができます。

 

異なる移動パターン
このような感じで「グルーピング」をすると、次の移動の発想も出やすいですし、移動する際にグループごとの連帯感を持って移動することになるので、理解しやすく息が合いやすいです。冒頭の同じ始まりからの違うパターンを貼っておきます。

①2つに分けてしまいがちなショットを3つに分けてみよう(緑/青/オレンジ)

②3列に整えてから…

③今度は4つに分けてしまう(水色/赤/深緑/紫)

④細かく分けることで、その後の移動の想像も膨らむ!

 

まとめ
グルーピングが生むダンスの可能性!

フォーメーションがうまいディレクター( 振り付け師)は大体こういったグルーピングを無意識にやっていることがあります。
それが苦手な方も、このように図化すればフォーメーションを組むことが得意になっていくと思います。
簡単なグルーピングに慣れてきたら、複雑なグルーピングに挑戦してみると、新たなクリエイティブができるかもしれませんね。
本当にダンスって面白いですねぇ。それではまたいつか!
目指せ! フォーメーションマスター!

 

TOPIC#1
FISHBOYがダンスをテーマにしたYouTube番組をスタート!

実兄のオリラジ中田敦彦さんに続き、FISHBOYもYouTubeチャンネルをスタートさせました!
その名も『FISHBOY DANCE NEWS 』。
テーマはズバリ「ダンス」です! ダンスの素晴らしさ、ダンサーの素晴らしさを伝えるために、とにかく「ほめまくる」番組です。
コレさえ見れば、ダンスの基本情報から、人気ダンサー、歴史、カルチャー、未来までがわかる! 青山学院大学卒のインテリダンサーFISHBOYだからこその語彙力・解説力・ホスト力・編集力で、高校ダンス部員にもためになる番組になっています。ダンスク編集長石原も「高校ダンス部解説」で参加してますよ! ダンサーならぜひチェック&登録!

TOPIC#2
スマホでフォーメーション作り!?

フォーメーションを作る上で僕がいつも使ってるのは「mo-sim( モーシム)」というアプリ! 音楽とも同期して使えるのと、200人の構成まで作れるので、構成を練るときや、リハーサル前に作った「mosim」動画を見せてそれぞれの動きをシミュレーションしてもらったりと、重宝しています!
この記事の図も全部「mo-sim」で作ったものです。ぜひ~!



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