同志社香里が執念の優勝!2019年DCC出場36チームレポート&部長コメント

2019.08.22 HIGH SCHOOL

8/21に開催されたDCC(第7回全国高等学校ダンス部選手権)の決勝大会。

昨年に続き、出場全チームの写真付きレポート。
部長さんからのコメントもつけてお送りしよう。

レポート:石原久佳(ダンスク!)
写真:村田卓

1) トキワ松学園高等学校:学女(マララ)
円形ステージを効果的に使った隊列。主役を立て、メッセージ性の強いパフォーマンスを構成した。人権運動家マララへの共感をダンスで表現するという強い気持ちが伝わる。
表現力32/技術力19/独創性14=65
部員コメント「マララさんの苦しみ、もどかしさ、未来への希望などの気持ちをどう表現するか部員で話し合って表現しました」

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2) 大阪府立柴島高等学校:愛惜(ミスユー)
米津玄師の「Lemmon」で男女の恋慕を綴った作品。空間軸・時間軸ともに構成力の高さが印象に残る。同校得意のヒップホップだけではないポテンシャルを示した。
30/18/10=58
「テーマ性と構成を工夫しました。ジャズの基礎と感情の込め方を重点的に練習してきました」

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3) 京都文教高等学校:敗者(リベンジマッチ)
邦楽曲を使った勢いのあるロックダンスチーム。円形ステージから迫り来るような迫力にさまざまな変化をつけて突っ走った。
25/14/10=49
「フォーメーションがたくさん変わるのでスムーズにできるように工夫しました!」

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4) 千葉県立松戸六実高等学校:青瞬(むち)
サカナクションの曲を使い、冒頭のタットから惹きつける。マスゲームのように構築されたフォーメーション。個々のスキルをあげてアクセントを作れればより印象に残るだろう。
25/17/8=50
「音の取り方やステージの使い方を工夫しました。練習では、大人数でのカノンや表情の切り替えなどに重点を置きました」

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5) 大阪市立汎愛高等学校:黒豹(がおう)
ストイックな自主振り付けチーム。表現力・シンクロ率・構成力を徹底的に鍛え上げてきた。伝統の強さと内から発する強いエネルギーを感じさせる。
37/24/15=76
「自分たちの成長を、動物の中で最も強いと思う黒豹で表現しました」

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6) 武南高等学校:憤怒(ライジン)
ダンス力とフリのバリエーションにはまだ伸び代があるが、冒頭からノリの作り方が良い。同校の男子ブレイクチームも良いが、こちらの女子チームも期待が持てる。
26/14/10=50
「とにかく見ている人に迫力を与えられるような作品になるよう工夫しました

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7) 東京都立狛江高等学校:魔女(ウィッチーズ)
何度かこのハイクオリティ作品を見たが、この日の円形ステージとの相性がイマイチ。玄人好みの作品ではあるのだが、キャッチーなハイライトが感じられなかった。
33/21/13=67
「すべてが見どころと言えるほど展開の速い作品なので、1つ1つを魔女のように魅せられるよう、女性らしい踊りができるよう工夫しました」

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8) 東京都立狛江高等学校:黒烏(クロウ)
こちらは逆に、円形ステージをうまく使った冒頭のツカミが良い。カラスをモチーフにした世界観も徹底されている。
36/10/26=72
「布で不安を表現しました。最初のプロローグで雰囲気を合わせることや、ユニゾンの迫力とインパクトを出すために、ストーリーを考えて呼吸まで合わせて練習しました」

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9) 千葉県立幕張総合高等学校:砂波(さは)
体幹の強さを活かしたしなやかで大きなノリ。ヒップホップに意外な世界観を味付した方向性は今後の作風となるか。
32/21/12=65【オーディエンス賞】
「踊りでグルーヴ感を出して、DOHOPSのスタイルを表現しました」

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10)立川女子高等学校:仲間(ライバル)
バスケテーマの元気な女子チーム。中盤のパンキングにやや隙が見えてしまったが、自主性とチームワークの良さが伝わった。
28/15/11=54
「テーマに沿ったストーリー性を重視しました。ユニゾンの揃いも練習しました」

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11)奈良市立一条高等学校:警醒(ケイセイ)
重いビートに深いノリ。2000年代のクラブのフレーバーたっぷり。少人数ながら、それ以上のパワーとグルーヴを感じさせた。
24/22/10=56
「少人数で個性を大切にし、ヒップホップ本来の良さを伝えられるように工夫しました」

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12)品川女子学院:美魂(ミスコン)
DCCでは毎回センスの良さと華やかさを発揮している同校は、円形ステージに映える美の競演をテーマにした作品。「魅せる」ことを徹底していた。
37/19/16=72
「品女らしさと、他校と被らないコンセプトとストーリー、それをわかりやすく伝えるかを工夫しました」

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13)三重県立松阪工業高等学校:旋律(フロービート)
唯一のB-BOYチーム。男気系から体育会系から真面目くんまでキャラがステージに現れていて、また見てみたくなる。
25/22/8=55
「かっこよく。B-BOYらしいシルエットのジャケットで決めました!」

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14)日本体育大学荏原高等学校:五輪(オリンピック)
昨年に続いて、オリンピックをテーマにしたエンタメ作品。お祭りムードがあって楽しめる。話題を呼びそうなチームだ。
33/19/18=70【TOKYO HEADLINE賞】
「想いを表現することとオリンピックの競技と行進を入れ込みました」

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15)広島工業大学高等学校:逆転(ダツゴク)
囚人をテーマにしたヒップホップ作品。途中、ポップやロックも織り交ぜて大人数の迫力で押した。
23/14/8=45
「囚人が脱獄する様子に臨場感を出すために、音源の曲調に変化を加えました。ダンスの所々に所作のフリを入れました」

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16)東京都立清瀬高等学校:剣華(グラジオラス)
和との融合をワックと変化の激しいフォーメーションで見せる。中盤の衣装替えも効果的だった。
26/15/8=49
「グラジオラスの花は剣のように力強い花なので、1曲の間で芽が出て最後に咲くまでを表現する構成にしました」

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17)大阪市立汎愛高等学校:蛛繍(ジュピンネ)
蜘蛛の動きをメリハリと緩急の効いたダンスで表現。2年生チームのようだが、スキルアップによる伸び代を感じた。
27/18/10=55
「振り付けと構成は、見る人が飽きないように工夫しました」

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18)大阪府立春日丘高等学校:華舞(はなのまい)
キョンシーに呪われた中国人というテーマでコミカルな演出。高校生らしい創意工夫で好感が持てる。
32/16/14=62
「テーマに合わせた衣装と振りを工夫しました。すべて自分たちで考えた作品です」

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