桜丘高校が優勝!2019年「全日本高等学校チームダンス選手権〜小編成」出場全30チームレポート!
2019.09.20 HIGH SCHOOL
今年も北九州までやってきました!
全国高等学校チームダンス選手権の決勝大会。
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ダンス部大会のインターハイを目指し、ダンス部顧問の先生方で運営されるこの大会。
特に「ダンス力」と「音感技術」を重点的に審査し、本格派のダンス部が全国から集う。
まずは12人以下の小編成部門出場チームの演技を見ていこう。
レポート:石原久佳(ダンスク編集長)
撮影:川本達也
小編成部門(12人以下)
1)柳川高等学校(福岡)
トップバッターは地元福岡から今年のダンススタジアム・スモールクラスの覇者。ドラムラインをテーマに、抜け感のある選曲が印象的。アクロバット、組み技で見せ、移動までも徹底的にファンキー。
2)神奈川県立大和南高等学校
ファンキーなチームが続く。ロックダンスでのチームダンスの醍醐味が凝縮されたようなオープニングだ。She’s so Funky!
3)高稜高等学校(福岡県)
超高校生級ハイレベルな2人組。緩急自在にソウルフルなダンスを繰り出す。ここまで「個」が出たパフォーマンスはこの大会では初めてだろう。審査はやりにくいだろうが、大会の多様性を表しているステージだ。
4)専修大学付属高等学校(東京)
毎年の常連、ハウスにヒップホップのノリとしなやかさを加える。飛び跳ねるステップではなく、地面にはいつくようなノリの粘っこさが特徴だ。
5)大阪府教育センター附属高等学校
ストレートなヒップホップチーム。基本的なノリも笑顔も良いので、構成や音取りのバリエーション、サプライズや見せ所を増やしたい。
6)鹿児島城西高等学校
センターの男子を始めとするメンバーの表情と個性が印象的。スタイリッシュな曲に合わせてファンキーなチームダンスを見せてくれた。
7)堺リベラル高等学校(大阪)
少人数ながらハイレベルなダンススキルを持つトリオ。情熱的かつ芸術的なパフォーマンスで会場を魅了した。
8)目黒日本大学高等学校(東京)
今夏の各大会でインパクトを残した闘牛士テーマの索引。熱く美しく力強く、ダンスとフィジカルと世界観のバランスが素晴らしい。
【最優秀テクニック賞】
9)大阪学園大阪高等学校
遊び心あるパフォーマンス。ユニゾンの力強さが印象的だが、もう少し重心を低く、ステップ幅を広くすれば尚良いだろう。
10)鎮西高等学校(熊本)
粋でトッポい感じというか、高校ダンスが失いがちなファニーなムード、風通しの良さが会場を一瞬で惹きつける。さまざまなストリートの要素がミックスされているが、中でもフットワークの速さは特筆モノ。テクニックをクールに使っている時点ですでに何枚も上なのだ。
【準優勝】
11)初芝立命館高等学校(大阪)
シュールから情熱的へ変化する表現への集中力が優れている。時折り入る妙な振り付けで心をつかむアプローチ、動と静のコントラストも印象的だ。
12)大阪府立柴島高等学校
柴島らしいグルーヴ感が「らしさ」を貫いていて気持ち良い。キレと大きさは十分にあるが、重さというよりも軽やかさのあるノリが彼らの特徴ではないだろうか。
13)埼玉県立杉戸高等学校
この夏の大会へ向けて踊り込んできて、踊りの大きさやユニゾン精度が上がっているようだ。めまぐるしい移動とポップの混ぜ方で変化をつけている。衣装のファッション性と演出効果も印象的。
14)大阪府立河南高等学校
怪しげな前半のムードから、主役を加えたストーリー展開で惹きつける。
15)豊田大谷高等学校(愛知)
女性らしさ、迫力、力強さを表現。クイーンの曲からパワフルなヒップホップへ変化。チームワークの良さが伝わる。